この終わりの時におけるキリストの教会の起こり。それは、わたしたちの主であり救い主であるイエス・キリストが肉体を取って来られてから千八百三十年であって、第四の月、四月と呼ばれる月の第六日に、神の御心と命令により、わが国の法律にかなって正式に組織、設立された。
この命令は、神から召されて、イエス・キリストの使徒に聖任され、この教会の第一の長老となったジョセフ・スミス・ジュニアと、
また、イエス・キリストの使徒となり、この教会の第二の長老となるために神から召され、ジョセフ・スミス・ジュニアの手の下で聖任されたオリバー・カウドリに与えられた。
これは、わたしたちの主であり救い主である、イエス・キリストの恵みによる。主イエス・キリストに、今もとこしえにも、すべての栄光がありますように。アーメン。
「神権の鍵という賜物を喜ぶ」2024年4月、ラッセル・M・ネルソン大管長
最も重要な出来事は,1836年4月3日の復活祭の日曜日に起こりました。(預言者ジョセフ・スミスがカートランド神殿を奉献してからちょうど1週間後の出来事でした。)その日,ジョセフ・スミスとオリバー・カウドリは数々の驚くべき訪れを受けたのです。まず,主イエス・キリストが御姿を現されました。預言者ジョセフは次のように記しています。救い主の「目は燃える炎のようであり,その頭髪は清らかな雪のように白く,その顔は太陽の輝きに勝って光り輝いていた。また,その声……は大水の奔流のとどろきのようで〔あった〕。」(教義と聖約110:3)
この訪れで,主は御自分が何者であるかを告げられました。「わたしは最初であり,最後である。わたしは生きている者であり,殺された者である。わたしは父に対するあなたがたの弁護者である。」(教義と聖約110:4)
イエス・キリストはその後,この神殿を主の家として受け入れたと宣言し,すばらしい約束をされました。「わたしは憐れみをもってこの家でわたしの民にわたし自身を現すであろう。」(教義と聖約110:7)
この重大な約束は,今日奉献されているあらゆる神殿に当てはまります。この主の約束が皆さん個人にとって何を意味するのか,考えるようにお招きします。
救い主の訪れの後,モーセが現れました。モーセはジョセフ・スミスに,イスラエルの集合と十部族の帰還の鍵を授けました。(教義と聖約110:11参照)
この示現が閉じると,「エライアスが現れ,……アブラハムの福音の神権時代を〔ジョセフに〕ゆだね〔まし〕た。」(教義と聖約110:12。これにより,何千年も前に主がアブラハムと交わされていた約束が不朽のものとなりました(創世18:18,1ニーファイ15:18参照))
次に,預言者エリヤが現れました。この現れにより,主の再臨前にエリヤが遣わされて,「父の心をその子供たちに向けさせ,子供たちの心をその父に向けさせる」(マラキ4:5-6参照)というマラキの約束が成就したのです。エリヤは,結び固めの力の鍵をジョセフ・スミスに授けました。(教義と聖約110:13-16参照)
これらの鍵が,主の指示の下に,3人の天の使いにより地上に回復されたことの重要性は,いくら強調してもしすぎることはありません。神権の鍵は,会長会の権能と力を構成しています。神権の鍵は,主の目的を達成するために,また回復された福音を受け入れるすべての人を祝福するために,神権を管理し,活用できるようにするものです。
ここで重要なのは,教会が組織される前に,天の使者が預言者ジョセフに,アロン神権とメルキゼデク神権を授け,両神権の鍵を与えていたということです。(教義と聖約13章;27:7-8,12参照)これらの鍵により,1830年に教会を組織するための権能がジョセフ・スミスに与えられました。(教義と聖約20:1-4参照)
その後の1836年,カートランド神殿で,新たに3つの神権の鍵,すなわちイスラエルの集合の鍵,アブラハムの福音の鍵,結び固めの力の鍵が授けられたことは,不可欠なことでした。これらの鍵により,ジョセフ・スミスと後に続く主の教会の大管長たち全員に,幕の両側でイスラエルを集め,すべての「聖約の子孫」にアブラハムの祝福を授け,神権の儀式と聖約に承認の印を押し,家族を永遠に結び固める権限が与えられたのです。これらの神権の鍵の力には限りがなく,息をのむほどです。
地上に神権の鍵が回復されていなければ, 自分の人生がどうなっていたか考えてみてください。(主がジョセフ・スミスに,この神権時代は「何事も隠されることのない」(教義と聖約121:28)ときであると告げられたのは,これらの神権の鍵が地上に回復されたためでした。)神権の鍵がなければ,神の力を授かることはできません。(教義と聖約95:8;109:22参照)神権の鍵がなければ,この教会は重要な教育組織,人道支援組織として役立つだけで,それ以上の役割は果たせなかったことでしょう。神権の鍵がなければ,だれも,愛する人と永遠に結ばれて,神とともに暮らすことを可能にする儀式と聖約を受けることはできなかったのです。
神権の鍵により,末日聖徒イエス・キリスト教会は,地上のほかのいかなる組織とも区別されます。ほかの多くの組織は,この現世での生活をより良いものにすることができますし,そうしています。しかし,現在にも将来においても,死後の生活に影響を及ぼすことができる組織は,ほかにありません。(教義と聖約132:45-46参照)
