あなたがたは備えなさい。来るべきことのために備えなさい。主は近いからである。
「キリストに穏やかに従う人」2023年10月、クエンティン・L・クック、十二使徒定員会
ほとんどすべての人が人生で物質的な嵐や霊的な嵐を経験することを知っています。愛にあふれた天の御父と,回復された教会の頭であられる御子イエス・キリストは,わたしたちを備え,危険について警告し,そのための導きを与え,守るために,聖文と預言者を与えてくださいました。すぐに行動する必要のある指示もあれば,何年にもわたって守りとなる指示もあります。教義と聖約の「主のはしがき」である第1章は,「預言者たちの言葉」を心に留めるように戒められています。(教義と聖約1:14)
第1章は警告も与えています。「あなたがたは備えなさい。来るべきことのために備えなさい。」(教義と聖約1:12)主はその民に,来るべきことのために備える機会を与えてくださっています。
1847年1月14日にウィンタークォーターズで,主はブリガム・ヤング大管長に力強い啓示を与えられました。(教義と聖約136章参照)この啓示は,来るべきことのために主が民を備えられる典型的な例です。忠実な聖徒たちは,ソルトレーク盆地の山中に安住の地を求めて脱出を始めていました。彼らはノーブー神殿を無事完成させ,神聖な救いの儀式を受けました。ところが,ミズーリ州から追放され,迫害者により極寒の冬にノーブーを追い出されました。ブリガムが受けた啓示は,脱出に備える方法に関する具体的な勧告でした。主は,聖徒の本隊が危険な旅を続けていたときに,貧しい者,夫に先立たれた女性,父のいない子供,および[モルモン大隊]に入った者の家族の世話をするよう,特に強調されました。
義にかなった生活をするようにという勧告に加えて,主は今日にも当てはまる二つの原則を強調されました。
第一に,主は次のように勧められました。「あなたは楽しければ,歌と,音楽と,踊りと,賛美と感謝の祈りをもって主をほめたたえなさい。」(教義と聖約136:28)
第二に,「あなたは悲しければ,心が喜びに満ちるように,主なるあなたの神に呼び求めて嘆願しなさい」と勧告されました。(教義と聖約136:29)
これら二つの訓戒は,わたしたちの時代にも当てはまる偉大な勧告です。賛美と歌と感謝に満ちた生活は,比類ない祝福をもたらします。キリストに穏やかに従う人になる良い方法は,喜び,祈りを通して天からの助けに頼ることです。いつも元気でいようと努めることは,霊的に落ち込むのを防ぐのに役立ちます。
