あなたがたに言うが、わたしは現在まで、生涯をあなたがたのための務めに費やすことを許されてきた。しかし、金も銀も、そのほかどんな富もあなたがたに求めたことはない。
そして、わたし自身でさえ、自分の手を使って働いてきた。それは、わたしがあなたがたのために務めることができるように、またあなたがたが税に苦しむことなく、それに、堪え難いことを何一つ身に受けなくてもよいようにするためであった。わたしがこれまで語ったこれらすべてのことについては、今日あなたがた自身がその証人である。
「正直に働く喜び」(英文)1986年10月、L・トム・ペリー、十二使徒定員会
世の初めから,主はアダムに「土地を耕しすべての野の獣を治め,彼の額の汗によりて食物を食う」(モーセ5:1)ように命じられました。いつも興味深く思うことですが,聖典の中では一体何度怠惰なることをやめ,すべてにおいて多くの実を刈りとるように教えられていることでしょうか。ベンジャミン王は最後の説教の中で,自分が民に示した模範について次のように述べています。
「私は今日までの生涯をお前たちのための務めに費すことを許されたが,金銀そのほか何の宝もお前たちから貧り求めたことはない。私はお前たちがいろいろな税をかけられず,またなにも堪え難いことに逢わないように,私自身でさえも自分の手をもって働きお前たちのために務めてきた。お前たち自身は私が話したこれらのことを皆今日証明する者である。」(モーサヤ2:12,14)
正直に働く喜びを子供に教えることは,親が子供に与え得るあらゆる贈り物のうち,最上のもののひとつです。私はこう確信しています。すなわち,今日多くの夫婦が離婚するのは,両親が息子たちにはぐくみ家族を養い育む責任があり,その責任に伴うチャレンジを享受しなければならないことを教えておらず,またそのように訓練していないからであると。また,私たちの多くは,娘たちの心の中に,家庭管理を通して美しく整った家庭を築きたいという気持ちを育んできませんでした。
小さいうちから子供に自分自身の手で何かを作るような仕事をさせ,そこから得られる喜びを教えることは,なんと大切なことでしょうか。どうか,正直に働く喜びを子供たちに教えてください。自信を持ち,充実した人生を送るための基礎を築いてやってください。先人の言葉にこうあります。「好きな仕事に就いている者は幸せである。また,課せられた仕事を愛する者も幸せである」と。
