すると、わたしの霊は飢えを感じた。それで、わたしは造り主の前にひざまずき、自分自身のために熱烈な祈りと懇願をもって造り主に叫び求めた。わたしは一日中造り主に叫び求めた。また夜になっても、声が天に届くように、まだ大きな声を上げていた。
すると、わたしに声が聞こえた。「エノスよ、あなたの罪は赦された。あなたは祝福を受けるであろう。」
「わたしの心に書き記す」2000年10月、ヘンリー・B・アイリング、十二使徒定員会
天父の愛する御子エホバは、栄光に満ちた友の宮を離れてこの世にくだり、わたしたちが受けるはずのあらゆる苦しみを受け、わたしたちが犯す罪の代価を支払われました。主はわたしたちが再び天の家に帰れるように、すなわちわたしたちの天の御父と主のみもとへ帰ることができるように、唯一の道を備えてくださいました。もし、自分が何者であるかについて、今申し上げた事柄だけでも聖霊から告げられるなら、わたしたちも、わたしたちの子どもたちも、エノスと同じ気持ちを感じることができるでしょう。エノスはこのように祈りました。
「すると、わたしの霊は飢えを感じた。それで、わたしは造り主の前にひざまずき、自分自身のために熱烈な祈りと懇願をもって造り主に叫び求めた。わたしは一日中造り主に叫び求めた。また夜になっても、声が天に居くように、まだ大きな声を上げていた。
すると、わたしに声が聞こえた。「エノスよ、あなたの罪は赦された。あなたは祝福を受けるであろう。』」(エノス1:4-5)
もし皆さんの子どもたちが困ったときに祈ってこのような答えを受けるなら、皆さんはこの上ない喜びを味わうことでしょう。わたしはそう約束できます。皆さんはいつの日か子どもたちと離ればなれになり、もう一度会いたいと切望することになるでしょう。愛に満ちた天父は、もしわたしたちが家族として御父とその愛する御子とともに再会できないとしたら、その願いは永遠に満たされないことを御存じです。御父はそのすべての子どもたちを、どうしてもその祝福を得なければならない状況に置かれたのです。その祝福を得るためには、あの少年ジョセフ・スミスがしたように、何も疑わず、自分で神に求めなければなりません。
