ガラテヤ1:11-12 主の宮居 | 「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

末日聖徒イエス・キリスト教会が提供する「わたしに従ってきなさい」の聖句を学ぶために、ここではその聖句を引用している現代の預言者のお話を中心に、主に総大会からご紹介します。

今週の「わたしに従ってきなさい」

 

 

ガラテヤ1:11-12
兄弟たちよ。あなたがたに、はっきり言っておく。わたしが宣べ伝えた福音は人間によるものではない。 わたしは、それを人間から受けたのでも教えられたのでもなく、ただイエス・キリストの啓示によったのである。


「主の宮居」(英文)1980年10月、ロハート・L・シンプソン、七十人定員会
この若人たちは, パウロが伝道していた頃に行なわれていた儀式を執行していたのです。パウロはコリントの聖徒たちに次のように書き送っています。「そうでないとすれば, 死者のためにバプテスマを受ける人々は, なぜそれをするのだろうか。もし死者が全くよみがえらないとすれば, なぜ人々が死者のためにバプテスマを受けるのか。」(1コリント15:29)

死者のためのバプテスマとして知られているこの身代わりの儀式が, 新約時代に行なわれていたことは, パウロの証言が示しているように明らかです。そしてこの儀式は, 主イエス・キリストの十字架上の死の後, その使徒たちによって教えられた重要な儀式であることも明白です。これはパウロ自身の言葉を読むとわかります。パウロはガラテヤの人々に次のように証しています。「兄弟たちよ。あなたがたに, はっきり言っておく。わたしが宣べ伝えた福音は人間によるものではない。わたしは, それを人間から受けたのでも教えられたのでもなく, ただイエス・キリストの啓示によったのである。(ガラテヤ1:11-12)

現世でその機会のなかった人々のためにバプテスマのみならずその他の身代わりの儀式の数々を行なうため, 神殿では大勢の人々が長い時間働いています。聖典にはこのように宣言されています。「そうでなければ,主の来臨の時に,全地はことごとく荒廃するであろう。」(ジョセフ・スミスの歴史1:39)

救い主は, 全人類に不死不滅をもたらす力を持っておられましたが, 私たちは, 一度にひとりに限って,身代わりの儀式を行なう力があるだけです。しかし, それは同じ栄えある目的のためであり, 同じ権能によって可能になるのです。再び主の言葉を引用しましょう。「あなたがたは,わたしから日の栄えの世界で一つの場所を与えられることを望むならば,わたしがあなたがたに命じ,あなたがたに求めてきたことを行うことによって,自らを備えなければならない。」(教義と聖約78:7)

釈明もせずに申し上げますが, すべての生命ある人は, 人生の究極の目的として神殿の祝福を熱心に求めるべきではないでしょうか。皆さんは神殿の中で平安を得るでしょう。そして, 本当の安全とは何かを知るでしょう。本当の自由を得るために知る必要のあることを, 皆さんは主の宮において学ぶことができるのです。混乱や不和とは縁のない神殿は, 今の世には珍しく, 完全に私心をなくすことのできる場所なのです。

最後に, 救い主の慈愛に満ちた勧告を読みたいと思います。「それゆえ,小さい群れよ,恐れてはならない。善を行いなさい。この世と地獄をあなたがたに対して連合させなさい。あなたがたがわたしの岩の上に建てられるならば,それらは打ち勝つことができないからである。」(教義と聖約6:34)

神殿より安全なより所はほかにありません。神殿で成し遂げられる業は, そのほかのどのような人間の働きにも勝るものです。神殿の祝福を得るためにあらゆる障害を取り除かれますように。主はそこで神の子である私たち一人一人を待っておられることを証致します。イエス・キリストのみ名によって, アーメン。