使徒行伝13:36-37
事実、ダビデは、その時代の人々に神のみ旨にしたがって仕えたが、やがて眠りにつき、先祖たちの中に加えられて、ついに朽ち果ててしまった。 しかし、神がよみがえらせたかたは、朽ち果てることがなかったのである。
「ゲッセマネの清めのカ」(英文)1985年4月、ブルース・R・マッコンキー、十二使徒定員会
38ないし40時間後,ユダヤ人の時間では3日の後,私たちの愛する主はアリマタヤの墓に運ばれ,半ば香油を塗られた体がニコデモとアリマタヤのヨセフにより安置されます。
そして,私たちには理解できない方法で,主はまだ腐敗していなかったと思われる肉体を取り,不死不滅の栄光を得てよみがえり,復活したもうた御父と同じ姿になられたのです。(詩篇16:10、使徒2:27,31、使徒13:36-37)
その後主は天と地のすべての権能を得(教義と聖約93:17),永遠の昇栄を得てマグダラのマリヤ(ヨハネ20:1,11-18)をはじめ大勢の人々(1コリント15:5-8)にみ姿を現わされます。それから天に昇られ,全能の御父の右に座して永遠の栄光の内に統治されます。(教義と聖約20:21-24)
3日目に主がよみがえられたことによリ,贖罪はみごと完成します。そしてまた私たちには理解できない何らかの方法で,主の復活の効果が全人類に及び,あらゆる者が墓から出られるようになります。
アダムが死をもたらしたように,キリストは命をもたらし,アダムが死すべき肉体の父であるように,キリストは不死不滅の体の父であられるのです。(1コリント15:21-22)
そして死すべき肉体と不死不滅の肉体の双方がなければ,人は救いを得ることはできず,神と天使が永遠の栄光の内に永久に生きる空の高みにまで昇ることはできないのです。
……
私たちの多くは単に表面的な知識しか持たず,人生の試練や危機に遭うと,憐れみをもって見守ってくださるようにと主に願うだけです。
しかし,エノクやエライジャと同じような信仰を持つには,彼らが信じたことを信じ,彼らが知っていたことを知り,彼らが生きたように生きなければなりません。
どうぞ私と共に,贖罪について正しく確かな知識を得てください。
私たちは人間の哲学や賢者の知恵を捨て,あらゆる真理の導き手として与えられたみたまに耳を傾けなければなりません。
また聖文を研究し,それを主のみむね,みこころ,み声として,また救いに至らせる神の力として受け入れる必要があります。
聖文を読み,深く考え,祈ると,私たちの心の中に神の3つの園が見えてきます。エデンの園,ゲッセマネの園,そしてイエスがマグダラのマリヤにみ姿を現わしたもうた空になった墓の在る園です。