ヨハネ3:16
神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。
「良い羊飼い,神の小羊」2019年4月、ゲレット・W・ゴング、十二使徒定員会
この復活祭の季節に,わたしたちは神の小羊とも呼ばれる,良い羊飼いのことを祝います。主のあらゆる聖なる称号の中で,これほど愛情がこもった,人の心に響く称号はありません。救い主が御自身を「良い羊飼い」と呼ばれ,預言者たちが救い主を「神の小羊」であると証していることから,わたしたちは多くのことを学びます。これら二つの役割と象徴は,非常によく補い合っています。「良い羊飼い」以上に,大切な羊を一匹ずつ助け出せる人がいるでしょうか。そして,「神の小羊」以上に,わたしたちの「良い羊飼い」としてふさわしい御方がおられるでしょうか。
なぜならば,「神はそのひとり子を賜わったほどに,この世を愛して下さ〔り〕」,また神の独り子は,進んで御父に従って御自分の命をささげられたからです。(ヨハネ3:16) イエスは証しています。「わたしはよい羊飼である。よい羊飼は,羊のために命を捨てる。」(ヨハネ10:11) イエスは御自分の命を捨てる力と,その命を再び得る力を備えておられました。(ヨハネ10:15,17-18参照)救い主は,良い羊飼いとして,そして神の小羊として,御父と一つとなって特別な方法でわたしたちを祝福してくださいます。
わたしたちの良い羊飼いとして,イエス・キリストは,わたしたちを御自分の声とその御名によりお呼びになります。わたしたちを捜し出して集められます。
