ようこそのお運びで。 「根来寺の竹林」

「古典の部」
お題・・・斎宮と『源氏物語』:その3・・・
復習です。
先週、徽子女王のこの歌を取り上げました。
「琴の音(ね)に 峰(みね)の松風 かよふらし いづれのをより しらべそめけむ」
・・・琴の音に、峰の松風の音が似通っているように聞こえる。一体、あの松風は、どの山の尾からから吹いてきて、どの琴の緒から、美しい音を奏で出しているのでしょう。・・・
松風が、琴を弾いていると詠んでいる。
そして蕭蕭たる松風の音が、美しくも寂しく響く琴の音と、重なって聞こえてくる。
森閑とした野宮の、冬の夜。

そして、『源氏物語
』の作者、紫式部が、この徽子内親王のことを知っていたと推測しました。
『源氏物語
』の中の「賢木(さかき)」の巻の、野宮の情景を描いた文章、
「松風すごく吹きあはせて、そのこととも聞きわかれぬほどに、物の音(ね)ども絶え絶え聞こえたる、いと艶なり。」
・・・松吹く風がもの寂しく吹き合せて、何の曲とも聞き分けられない位に楽の音が絶え絶え聞こえてくるのは、まことに優艶な風情である。・・・
この部分は、先ほどの徽子女王の歌を明らかに典拠としているからです。

また、『源氏物語』で、夕顔・葵の上から耐えがたい屈辱を受けたことで、とうとう生霊となって、この二人を取り殺した六条御息所のことですが、葵の上の死後、生霊の正体を六条御息所だと気づいた源氏の君は、六条御息所のもとに全く来訪しなくなっていました。
そんな時、前東宮との間に生まれた娘が、斎宮に選ばれ、伊勢へ下ることになり、六条御息所は、ともに伊勢へ下ることことを決心しました。
「賢木」の巻には、こうありました。
「親添ひて下りたまふ例もことになけれど」
・・・(伊勢に下る斎宮に)母親が付き添ってお下りになるという先例が特にあるわけではないけれど・・・
実は、史実の上で一例だけありました。
六条御息所と同じことをした女性が、一人だけいました。
それが、徽子女王なのだ。
という所までお話しました。 (復習
了)

「一心に祈る斎王の後姿」
徽子女王と六条御息所の共通点
徽子女王の娘、規子内親王が二十七歳の時、斎宮に任ぜられました。
その時点で、母親の徽子女王は、四十七歳。
なぜ、娘に付いて伊勢に下る決心をしたのでしょうか、それは後で考えることとします。
先日、斎宮に任ぜられたら、先ず宮中で「初斎院」に入るのがならわしだと書きました。
規子内親王の場合、『日本紀略
』の記事によると、天延三年(975年)十二月二十八日条に、
「本宮不具」 (=初斎院の建物がまだ十分に準備できていない)という理由で、初斎院入りが延期になっています。

「斎王」
一方、『源氏物語
』「葵」の巻には
「斎宮は、去年(こぞ)内裏(うち)に入りたまふべかりしを、さまざまさはることありて、この秋入りたまふ」
・・・斎宮は、去年、宮中の初斎院にお入りになるはずだったが、いろいろとさしつかえがあって、この秋にお入りになる。・・・
このように、六条御息所の娘の初斎院入りが遅れたとあります。

「斎王とお仕えする女官」

「斎宮群行・都を出発」
また、規子内親王は、同じく『日本紀略
』の記事によると、貞元二年(977年)九月十六日の条に、こうあります。
「十六日(中略)。伊勢斎宮規子内親王野宮より西河で禊す」
・・・十六日(中略)。伊勢斎宮規子内親王が、野宮から出て、西河(=桂川)で、お清めの儀式をする。
その後、伊勢へ向けて下ります。

一方、『源氏物語
』「賢木(さかき)」の巻には
「(九月)十六日、桂川にて御祓(はらへ)したまふ。」
九月十六日に、桂川でお清めの儀式をして、伊勢へ向けて下っています。

「桂川」
というわけで、紫式部は、徽子女王が娘・規子内親王が斎宮になって、伊勢に下った時のことを明らかに踏まえて、六条御息所が娘の斎宮に従って伊勢へ下った時のことを『源氏物語
』に書いたと言って良いものと思われます。

「いつきのみや歴史体験館」
とすると、興味深い事実が・・・

「斎王の輿(こし)」
徽子女王が、規子内親王とともに伊勢へ下った時の歌が『拾遺集
』に載っています。
「世にふれば 又も 越えけり 鈴鹿山 昔の今に なるにやあるらん」
・・・世に生きながらえていたので、またもや越えることになったことです、鈴鹿山を。昔が今に立ち戻ったのでしょうか。・・・

「鈴鹿山」は、伊勢と近江の国境にあります。
「なる」は「成る」の裏に「鈴鹿山」の「鈴」からの連想で「鳴る」の意を響かせています。

「鈴鹿山古道」
徽子女王は、かつて、天慶元年(938年)十歳時に斎宮として、伊勢に下る時に、鈴鹿山を越えました。
そして、今度は、貞元二年(938年)、四十九歳となって又、今度は、伊勢に下る娘に同伴して、鈴鹿山を越えたのでした。

「斎王の建物模型」
それにしても、なぜ、徽子女王は、娘と一緒に伊勢へ下ったのでしょうか。
決定的と言えるほどの理由はないのです。
どうしてなのだろう。

「童女人形」
斎宮のもとにお仕えした女官・役人は約500人。
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「素人時事感想」
[東京 3日 ロイター] 中央自動車道の笹子トンネル崩落事故をきっかけに公共投資が増額されるのではないかとの思惑が出ている。老朽化が進む日本の道路や橋梁への関心が高まるとみられているためだ。株式市場では建設株や橋梁株が上昇している。
ただ歳出増の大部分を占める社会保障費の削減は一向に進んでおらず、財源確保は容易ではない。国債増発といった予想に直結しているわけではなく、円債金利は低位で推移している。
<インフラ老朽化で経済下押し懸念も>
週明け30日の国内株式市場では、建設や道路、橋梁セクターが買いを集めた。中央自動車道の笹子トンネル崩落事故をきっかけに、「老朽化が進む道路や橋梁への補修工事が進む」(外資系証券)との見方が強まったためだ。
実際、日本では高度経済成長期を中心に道路や橋梁など社会インフラが大量に整備・蓄積されてきたことから、その老朽化が問題になっている。国土交通白書によると、建設後50年以上経過した道路橋は2010年度は約8%だが、2030年度には約53%に増加。維持管理・更新に従来どおりの費用の支出が継続すると仮定すると、2037年度には維持管理・更新費が投資総額を上回るという。
→インフラの老朽化は大問題だが。
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「耳鳴り」「脳鳴り」「頭鳴り」の方へご報告。
我々、医大チームは、耳鳴り・脳鳴り・頭鳴りの可視化に成功しました(世界初
)。つまり、これまで自分で訴える以外、誰にもわかってもらえなかった病が、「目に見える」ようになったのです。そして、異常部位の特定も目で見て、できるようになりました。画期的なこと
です。
被験者になって下さった方々は、驚き、かつ喜んでくださいました。
大学案内→組織紹介→倫理委員会→委員会の開催状況→第120回に公開されています。
お蔭さまで、多くの被験者の方にご協力いただきました。被験者の募集を一旦中断します。期間を置いて、再び募集致しますので、もしご希望がございましたら、ご連絡ください。
関心のある方は、気軽に「内緒コメ」くださいね。
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ソファ
