昨日書き綴った、夏の夕暮れのブルーも情緒がありますが、私が予想だにしなかった美しいブルーが実は存在していたのです。それは、沖縄の宮古島で目にした海の色です。特に、池間大橋・来間大橋周辺と、前浜(舞浜では、ありまへん。そこはネズミさんのテーマパークです)の海の色。
今日は、池間大橋の画像をyoutube から引用しておきます。次回、自分で沢山撮った写真の一部を掲載致します。
 
 
なんといっても微妙な色合いのグラデーションが美しい。「ブルー」を『青色百科』で調べると、
など、多種多様ですが、西洋風の名称では、ターコイズブルー・スカイブルー・シアン・ライトブルー・フォーゲットミーノット・コバルトブルー、和風の名称では、浅葱色・花浅葱・白群・露草色・瑠璃色・勿忘草色といったところでしょうか。和風の方が繊細な色分けに思われます。
 
こうしたブルーのグラデーションを前にして、私の視覚は海に吸い寄せられて釘付けになっており、触覚はそよ風に吹かれて心地よく、嗅覚は砂浜の近くにあった磯の香りに魅了され、味覚は紅芋ソフトクリームの余韻で甘みがほんのり漂っていたのですが、・・・・
 
聴覚は、何とも悲しいことに私の耳鳴り・脳鳴りの音、約100dbに支配され、無残なことに・・。
耳鳴り発症以前は、静寂の中で、さざ波の音とそよ風のさやかな音だけが聞こえてきて、至福の時が味わえたのに・・。
 
脳鳴りに取り付かれた私の聴覚は、静寂の中の幽かな音を捉えることができなくなっていたのです。
 
衝撃でした。脳鳴りで沈んだ気分を高揚させようとして訪れた大好きな場所で、改めて、脳鳴りの苦痛を味わい、人生の幸せがごっそりと奪取されたことを再認識することになるとは。
 
そして、疲れて、うとっとした私には更なる生き地獄が待っていたのでした。(続く)
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