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芝居でメシを食えていないので仕方ないのだがバイトしている。
これが本当にきつい。
1日の8割がバイトに持ってかれる。
少ない時間の中で芝居にもっていけるかどうかいつも天秤を持って渡ってる気分だ。
人によってはバイトも重要だという人もいる。
バイトで得た経験を自分の引き出しにして、それをもとに芝居に生かせるからだ。
それもそれで正解だと思う。
だが僕が思うに、デメリットのほうが多いと思う。
バイトの種類にもよるんだろうが、仕事に入るとそれに僕は集中してしまう。
バイトの仲間なんてもんはそこでしかあわない人たちがやってるから、ひとつの仕事をするときはその人たちと仕事しなきゃならないから気を使わなくてはならない。
そんなことに1日の八割を使っていたら、いざクリエイティブな芝居の仕事するときにもその切り替えが簡単にできるもんではない。
切り替えできる人もいるんだろうけど、そうはなかなか。
私ごとながら今週はいよいよ他のところとの面接がある。
芝居に影響のないいいところだといいが・・・。
明日はうちの劇団員3人と今度の春公演に参加する役者の芝居を見に行く。
芝居を見に行く前夜っていうものはなんかドキドキだ。
修学旅行前夜みたいな感じで、なにを見せてくれるか楽しみになる。
僕らの芝居も、お客さんって、前夜は楽しみしていてくれるのだろうか。
ふとそう思った。
つきあいで、とか、バイト先の人だからとかで来る人がけっこういる。
それは仕方ないし、どこの劇団でもバンドでもそこがスタート地点だからしょうがない。
あとは、いかにその人たちの目を輝かせることができるか。
もちろん自分たちのやりたいことをやってである。
難問だ。
でも必ずクリアしてみせる。
それがうちの劇団だからだ。
昨日、彼女と有頂天ホテルを見に行った。
本当は台本書かなくてはならなかったのだが、どうにもこうにも詰まってしまって。
普通のブログのほうには台本書き終えるまでは見に行かないことになっているので、もしこれを読んだら秘密にしといてください。(普通のブログのほうにコメントしたりしてチクらないでね!)
感想は・・・
めちゃくちゃ面白かった。
ラヂオの時間よりも大人のコメディという形で、落ち着いてながらも笑える作品だった。
そして、いろいろなところでジーンとした。
自分のことを信じるというのは難しいことだ。
武藤田は自分を信じられなくて自殺しようとする。
そこをコールガール(役名を忘れてしまいました)が助ける。
自分を信じて。自分に正直に。
もう少ししたら僕は確実に泣いていただろう。
三谷文学を少しでもかじった人間は今度の作品が「ショウ・マスト・ゴー・オン」の続編ととる人がいるかもしれない。
でも主人公の名前は進藤から新藤だったし・・・。
あと「みんなのいえ」のキャストも少し出演していて、にやりとするシーン多し!
いろいろつながりが見えて面白かった。
帰りは雨だった。
手をつないで、僕はその夜、台本を書き続けることを誓った。
・・・結果p-30だったんですけどね。
僕の普通のブログのほうにも書いているが、うちの劇団賞レースに出場するつもりはない。
弱虫とか、臆病とか、チキンとか、制作度外視とか言われてもかまわないよ。
絶対出ないから。
大嫌いなとある劇団がどっかの劇場演劇祭で特別賞を受賞したとか書いてあったが、僕の友達に内情を聞いたところ特別賞なんてものは参加賞みたいなもんだそうだ。
つまり参加すればなんらかの賞にエントリーされちゃうということ。
ここで大事なのはこういう劇団は制作とかMDにばかり傾倒しているということだ。
宣伝ほど劇団で大切なことはないということを演劇制作サイトに書いてあった。
たしかにCMなどを持ってない小劇団にとって宣伝ほど大事なものはなくて、お客さんが来なけりゃ当然赤字になってそのツケは参加している役者やスタッフにまわってくる。
そしてせっかく大変な思いをした稽古を経た上での本番を見てもらう人が少なければ、自分たちの努力も水の泡になってしまう。
いろんな人に自分たちの芝居を見てもらいたい。
その思いこそが制作を支えている。
しかしだ。
芸術に点数もしくはラインやレベルをつける賞レースは、宣伝手段にはなるだろうが、その劇団の成長にならない。
宣伝して多くのお客さんに入ってもらうことこそ成長と考える人はいるだろうが、それは大きな間違いだ。
100人いてその多数決でおもしろかったということにしかなりかねない。
そしてその賞をもらうことによってそこのあぐらをかいてしまう。
そんなんでは絶対だめ。
本当に演劇を見せたい、やりたいんなら、賞レースに出るべきではない。
間違った考えを早く直せ。
本当の演劇を見せてくれ。僕たちの劇団のように。