『元気ハツラツ、オロナミンC』
CMでおなじみのドリンクですよね。
メーカーの大塚製薬さんの発祥の地、徳島の
高速道路のPA自販機には、必ずあるような気がします。
仕事の関係で、徳島の高速道をよく利用するのですが
そのときのひそかな楽しみがあります。
それは、「110円を手に、オロナミンCを買うこと」です。
長距離のドライブ、どうしても運転に疲れてきます。
そんな時、元気ハツラツのフレーズが頭のどこかから聞こえてきて・・・。
同じみの味。本当に元気になったような気がするのです。
おそらく、大塚製薬さんのことだから、元気ハツラツの根拠となる
成分を含んだドリンクなんでしょう。
でも、そんなことがどうかではなく、
飲むと元気になれそうな気がして、実際に飲んだ後に
元気になった気分になるのがポイントなのです。
まさしくCM効果。
実はブランドイメージは、人々の頭の中で作られています。
そのイメージに影響を与えるひとつに視覚的な観点があります。
「オロナミンC」だと、上戸綾さんや嵐の桜井さんなど元気でさわやかなイメージの方が
起用されています。
視聴者が女優さんや俳優さんに抱いているイメージ、たとえば、「さわやかな」「元気な」と
いうイメージが、CMを通じて、「オロナミンC」に映るのです。
逆もしかりで、そもその「オロナミンC」の「元気ハツラツ」というキャッチフレーズから
起用されている女優さんや俳優さんに、イメージが映っていくのです。
自社の製品にブランドイメージを浸透させるには、人々が頭の中で思い描けるように
視覚的に訴えることが重要です。
「この製品PRになぜこの女優さんなんだろう?」
そんな観点でCMをみてみると、意外とおもしろいかもしれませんね。