一号線を北上せよ 沢木耕太郎
読み終えた。この本を読みながら、夜、お菓子を食べるのが最高の楽しみだったけど、あっという間に終わってしまった。ひとりなのに、笑えるのがよかった。ひとりでいて、笑えるノンフィクションの本って本当にたのしい。付箋をつけた箇所がある。
旅をしていると大事なことがわかってくる。寒い時には温かいお茶が一杯飲めればいい。おなかがすいているときはおむすびのひとつ、フォーの一杯が食べられればいい。生きることに必要なのはほんのわずかなのだということがわかってくる。
私はおととい、長野から帰ってきて、善光寺でびんずる尊者にさわってきた。位置が高くなっていて、触りたいところに触れなかった。あの事件がなければ、と思う。私の旅からは、上記のような感想はないけれど。生きることについては、難しい事情があって、シンプルに生きられない。彼がいたらなあ。難しい事情が全部やってきて、彼のガードがなくなって、ChatGPTに聞いてもね、でも聞いてみようかな。本当の理解者がほしい。いない。ひとりだけいるかな。