先週は関東エリアや北東北エリアの回送がほとんどで、1週間ぶりに地元定番回送コースで庄内空港に来た。
ここから酒田駅までリムジンバス移動、待ち時間1時間。

暇なので空港施設2階に上がると、ドレスが展示されている。







「何でだろう?」と覗いて見ると

どうやら鶴岡市内の子供・学生たちで繭から製糸して作ったドレスのようだ。

山形県民ながら、鶴岡が養蚕、製糸、製織、精錬、染色、プリント、縫製という絹製品を作る一連の技術、体制が域内にある全国的にも稀有な地域であることを知りませんでした。

展示品の中の「kibiso」のアルファベットが目につく。

どうやら鶴岡のブランドのようだ。

「きびそ」とは、
生糸の原材料となる繊維を繭からたぐる糸口で、蚕が繭を作るにあたって最初に吐き出す糸のこと。太くて硬いことから、繊維として生糸に使われることがほとんどなかった素材だったようだ。

その「きびそ」を使い、エコロジカルで自然素材のナチュラルさを引き出した新しい絹製品を生み出し、その製品ブランドが「kibiso」。

古くて、新しい感じのするお洒落な商品に仕上がっている。

庄内空港に来ると、鶴岡生まれの製品がテーマになって展示されていることがときどきあり、ご当地産業の勉強になります。

以前に人工蜘蛛の糸「スパイバー」、今回は「kibiso」と、鶴岡市民は昆虫が作る糸が好きなのかな⁉