緑とサンゴカラーのビーズを何かアクセサリーになったらしてほしいということでお預かりしました。
デザインお任せでお作りすることにしまして、一つは簪にしようかと思っていました。
どんなデザインがいいかな~と考えて、年齢は何歳の方でも似合うもの、洋服にも浴衣などにも似合うものということで考えました。
最初はただの玉簪もいいな~とも思ったのですが、せっかくなので玉簪の上に飾りをつけてみることに決めました。
蝶を横から見たデザインにして、それを紙に書いて真鍮の板に貼ります。
そして、透かしの所を糸鋸でくり抜いています。
全部くり抜いて模様がはっきり出てきました。
さらに、周りの余分なところを切って、張り付けた紙をはがします。
切ったばかりだと切り口がガタガタになっているので、内側をやすりで磨いてなめらかにしていきます。
このままだと割と力を入れると蝶の形が変わってしまう可能性があるので、周りに丸線で縁取りしました。
この作業が思ったより大変で、丸線が太いので、羽の細かいデコボコの所がうまく曲げることが出来なくて、苦労しました。
羽の淵に沿ってロウ付けして、丸線が太いので羽と同じくらいの高さになるように叩いて平らにしました。
簪の棒の部分に付けるときは、羽が縦に起きたような状態でつけたいので、フレームも立てています。
全体的にやすりをかけて磨きました。
そして、本体のかんざしの棒とビーズを入れるための接続部分を取り付けています。
今回は簪の本体部分の上にビーズを入れてその上に蝶が来るので、ビーズの中で簪が接続されるようになります。
ビーズが抜けにくいように、簪の強度が損なわれないようにパイプを使ってパイプの中にワイヤーを通して抜けにくさと強度を保つように工夫しました。
ビーズを入れて接着剤で固定しています。
いろんな内側ではパイプの中にワイヤーが通った状態の所に接着剤を流し込み、さらに、ビーズと軸パイプの間と見た目には見えませんが、上下のキャップの内側にも流れているため抜けてしまうという心配はないと思います。
簪本体も磨いて完成です。
ヘアアクセサリーはヘアマネキンのようなものがあればそれに飾って着画を撮りたいのですが、そういうマネキンがないので、着画が撮れなくて残念です。
発泡スチロールマネキンがあるので、フルウィッグを買ってくればヘアマネキンができるかしら?
今度どこかでウィッグを入手してみようかと思います。
引用元:蝶のかんざし