男の顔は

搬入に向けて、車に荷を詰めました。
作品整理をした２階の部屋から運ぶと、びっしょりと汗をかきます。

暑いのはさておき、
困ったことがあるのです。
汗をびっしょりかくくらい体温が上がると、
右のこめかみあたりの静脈が浮き上がるのです。
絵にかいたような「青筋を立てる」、というやつです。
眉間のしわと合わせて、
ありえないくらい人相が悪くなります。
ボーっとしてテレビを見ていても
「何、怒っているの。」って言われる顔つきなのに、
実に困ったことです。

自分でも、
タチの悪い金融屋が、取り立てでイラついてる風にしか見えません。
ぬるめのシャワーを浴びると、すっとおさまります。
準備もほぼ終えて、穏やかにしてるのに。

男の顔は、履歴書だといいます。
結構好き勝手にやってきているのに、
履歴書がこれでは、考えものですね。