ブローニュの森 サーカス小屋 | 知ろまいかパリ
先週、パリ11区の7階建てHLM(低所得者用)アパートで子ども二人と母親を乗せたエレベーターが4階から地下2階まで落下し、7才の少年が病院に運ばれたが重体となっている。事故を起こしたエレベーターはシンドラー(Schindler)製ですが、<シンドラーって日本でも事故があったんでは>、先月13日にはLa Somatem というメンテナンス会社が点検を行っており、点検直後の事故ということになります。ワイヤーが切れたのか、金具が外れたのか、あるいはモーターのブレーキが故障したのか理由は明らかにされていませんがメンテナンスに問題があったのは間違いなさそう。一昔前当地に住む日本人の間で、車を修理に出すと前より悪くなって帰ってくる、という通説がありましたが、今もまだその時と状況が変わっていないとすればゾッとします。

一方FA(エレベーター組合)はフランス国内で2001年から2005年の間に33人がエレベーター事故で死亡したが、2006から2010には11人に減少している、と弁明してる。確かに人数は減ってはいるものの事故で死者が出ているのは事実です、忘れないで欲しい。




ブローニュの森にサーカスがやって来ました。毎年秋になると普段静かな森の空き地に小屋が建ちます。来年3月までの営業ですが、暗く長い冬が続く欧州に住む子ども達の為に、サーカスといった一種古典的な娯楽が飽きられることなく今まで続いていることに、日本人と欧州人の趣向の違いが感じられる。何年か前にパリ市内にあるサーカス小屋に入って以来サーカスとはご無沙汰しているので3月までには一度行ってみよう。