7月に発売できたアルバムなのに、なぜ10月の発売になったのか?
雑誌のインタビュー記事を鵜呑みにしないで
勝手に妄想シリーズです
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Universalのエライさん「どーするんだよ!こんなの売れるわけねぇじゃん!」
もっさん「え?今までも売れるものなんて気にしていませんけど…(ボソ)」
UniversalPerfume担当「でも…移籍第一弾ですからドカンと売れないと…」
もっさん「いいですよ。気に入らないなら…中田ヤスタカさんに全部ボツです。作りなおしてくださいって言いますか?(ボソ)」
U(エライさん)「なんだね! マネージャー風情が…」
U(Perfume担当)「そうですよ。責任者の方と話をします。」
もっさん「みんな忙しいから…僕が窓口です(ボソ)」
U(エ)「話にならないねぇ…AMUSEに直接交渉するしかないね とにかく、こんなもの売れないよ」
U(P担)「はい、すぐに連絡します」
も「…」
担当者が電話をしている
会議室の時計がカチカチ鳴っている
電話を終わったP担当が困惑した顔で報告する
U(P担)「…えっと 中里さんに繋がって…その金髪のちびすけに全権を委任してあるから…彼の発言がAMUSEの意志だということだそうです…」
U(エ)「なめとるのか! こんなもの売れるわけない!」
もっさんは汚ねぇカバンから書類を出して机の上に置いた
も「Perfume Recordsの製作する楽曲の内容について一切口出しをしないって一文がありますけど…(ボソ)」
U(P担)「さっきから、何なんだね! 君は!」
も「Perfumeのマネージャーです…(ボソ)」
U(P担)「マネージャーでしょう!ただの!」
も「ま、みんな忙しいですから、僕が代理で…(ボソ)」
U(エ)「いいよ。発売延期だ。中田ヤスタカに連絡して造り直させろ!」
U(P担)「はい判りました!」
U(P担)は電話で連絡を取る
…
U(P担)「…ええと…いまからそっちに行くから…って言っています…」
U(エ)「はぁ?何を言っているんだね君は!」
も「… 」
1時間後
会議室のドアが開いて、半ズボンの男が入ってきた
中田ヤスタカ「で? なに? 作り直せってコト?」
も「…ってことらしいですけど…(ボソ)」
U(P担)「…いゃ…もうちょっと市場を意識した…なんというか…POPな…みんなが期待しているような…」
U(エ)「我が社はPerfumeと契約したんだよ。capsuleと契約したわけじゃないんだ」
も「…どうします?中田さん…(ボソ)」
中「もっさんはどう思うの? 僕が作りなおすとでも思うの?」
も「…僕はすげー気に入っています。これぞPerfumeだと思います。これ発売しないとしたら、Perfumeをやめなきゃいけないと思います。」
中「そうでしょう。僕も気に入っているんだ。今のPerfumeにしか出せないアルバムを意識したんだ。」
も「全体の構成も完璧ですよ。どこか一部でも修正を入れたらバランスが崩れると思います。」
中「でしょう? 」
U(エ)「なにをごちゃごちゃ言っているんだね君たちは!こんなもの売れるわけないじゃないか!」
U(P担)「そうですよ。どうやってこんなアルバムを売るんですか!」
も「え?売れませんよ。ゴールドディスク達成できたらいいほうですよ…(ボソ)」
中「なに?売れるアルバムを作れっていう発注だったの?」
も「いえ、今回はPerfume Recordsの一枚目としてPerfumeらしいアルバムという発注です。」
中「じゃぁ、なにも問題ないじゃん。」
U(エ)「君らはふざけているのかね!」 ドン!と机を叩く
も「…」
U(P担)「とにかく、売れないと認めたわけですね。Perfumeなんだから50万枚は行けるアルバムをつくればいいんです」
中田ヤスタカはもっさんを見ながらニヤニヤしている
も「…んだとぉ! 契約に書いてあることを反古にする気か! ふざけんじゃねえぞ!」
「こちとら音楽を売っている商売だ! 名前でも流行でもなく音楽を売っているんだ! こんなに素晴らしい音楽を売らないでなにを売るんだよ!」
「あぁ!今の日本じゃこんな素晴らしいアルバムは売れねぇ! だからこそPerfumeが発売するんじゃねぇかよ!」
「他の誰ができるんだよ!こんな最先端でありながら重厚で芸術性の高いアルバムを!」
「俺達は売れるとか売れないとか気にしないで、いいものを創るっていうのが基準なんでぇ!」
「残念ながら徳間さんは小さな会社だからよ。いろいろ気を使っていたけどよ。天下のUniversalさんだろ!。これを売らないで何を売るんだよ!握手券か!ベスト盤か!」
「こんな忙しい中田さんまで呼び出して…俺達はいま忙しいんだよ! 気に入らないなら契約解除すればいいじゃねぇかよ!」
「って契約書ちゃんと読めよ!裁判でもなんでもしてやるよ!勝つのはこっちだけどな!」
もっさんは最後の言葉を飲んだ
もう少しで今年大流行のあの言葉を吐くところだった…顔芸付きで…
中田ヤスタカは一部始終をニヤニヤ笑いながら見ていた
Universalのエライさんは契約書を読み直していた
担当者は一言呟いた
「やゔぇ…Perfumeなめてた…」
かくして、発売日を延期
UniversalはPerfumeの本気に感動して、アルバムのアートワークの予算を十倍にして採算度外視でこの芸術作品を世に残すことに意義をおくことにした
(妄想です Universalさん悪役にしてごめんなさい)