「安井、ポップアップで
東京行ってくれるか?
最初は俺と斬り込むことになるけど」
「はい、行きます」
「そうか、ありがとう
頑張ってくれよ!」
あの時、私はどんな思いだったのだろう
東京に斬りこむ
我々地方都市大阪に舗をかまえる者にとって
東京は紛れもなくバケモノで
東京にノミコマレないように必死だった
初日にガツンと売り上げをあげた
そう、当時の私に出せるチカラを全部初日にぶつけたのだ
あれがターニングポイントだったのだろう
阪急さんから
間もなく話がきた
「ポップアップを阪急東京
改装までの常設というかたちをとってもらえないか?」
改装までの常設というかたちをとってもらえないか?」
悩んだ
安井か坪川を東京へ派遣せねばならない
本当に悩みまくった
最終坪川にお願いする事になった
約15年ずっと側に居てくれた坪川が
私の側から居なくなった
あのなんともいえない気持ち
そして約2年
坪川は頑張ってくれた
改装前に何度も阪急さんと話をした
大阪に戻るのか
それとも阪急さんが提示した条件をのんで
東京に残るのか・・・・・・・・・
坪川が築き上げてきた
2年
それを無にするのはどうなのだろう?
いや、その条件なら残るよりも
今一度地盤固めだ
結局私は後者を選んだ
坪川 安井 私 と立ち上げ組3人が揃うのは
いつぶりだろうか?
懐かしくもあり
そして心の中で
彼らの頼もしくなった雰囲気に
1人浸ったりしていた
この東京に出た約2年
様々な出会いがあり
様々な学びを得た
この出会いや学びは私を含め
弊社社員達の中で
かけがえのない宝となり
そして今後ずっと活かされてゆく
力になるであろう
皆様
本当にありがとうございました
ここから
我々はまた
関西を拠点に日々精進してゆきます
最終日は
私の東京の仲間が打ち上げをしてくれた
これを皮切りに
皆が
彼らを激励してくれた
私は、本当に最高の仲間がいる
そして
近い将来
見とけよ
東京。