天下 ⑤ | Theory of Happiness that does not pick up the Golden Feather

Theory of Happiness that does not pick up the Golden Feather

自称 弱小クイズプレイヤー(マイブーム・リアル脱出ゲーム)が、色々なことを書き綴るブログ

決勝戦「天下一クイズ」。


「だてこ押し」vs「ももノフ」vs「だつもう」

どこが勝ってもおかしくないルール。メンバーの戦力に大差はないはず。

クイズ屋さん1名を含むももノフがやや有利か、と踏んでいた自分。彼をどう抑えるかが勝負を決める鍵だと思っていました。
(この時点でだつもうのクイズ屋さんの存在を把握できていなかった自分…)


まず、各チーム3名が早押し席に着き、合計9名がボタンを構える。

1問目。我がチームのエースのボタンが点き、「イエズス会」で幸先よくスタートを切る。

<だてこ押し・1P - ももノフ・0P - だつもう・OP>

しかし、2問目「ポケットモンスター」と3問目「かかりつけ」をだつもうに奪われ、だつもうがまず2組目へ。

<だてこ押し・1P - ももノフ・0P - だつもう・2P>

しかし、4問目「ダルメシアン」をしっかり正解し、わがチームも2組目へ。

<だてこ押し・2P - ももノフ・0P - だつもう・2P>

続く5問目。だてこ押しのボタンが点く。「骨粗鬆症」をカミながらも言い直して正解。これで3○でトップに。

<だてこ押し・3P - ももノフ・0P - だつもう・2P>

しかし、ここからももノフが正解ラッシュ。桃井さんも「ハムスター」を答え、驚異の4連答で、一気に3組目へ。

<だてこ押し・3P - ももノフ・4P - だつもう・2P>

続く問題はだつもうの新井さんが「引退」を正解し、ももノフの勢いを止める。その影響か、次の問題「本体価格」をももノフが誤答し2休。

<だてこ押し・3P - ももノフ・4P - だつもう・3P>

次の問題で、シンキングタイムギリギリで「天狗になる」を捻りだしたのは我がだてこ押し。3組目へバトンを渡す。

<だてこ押し・4P - ももノフ・4P - だつもう・3P>

しかし、ここでだつもうが「宝船」を正解し3組目へ。ここで全チームが並ぶ。

<だてこ押し・4P - ももノフ・4P - だつもう・4P>

ここでだつもうのエースが登場。「サラブレッド」と「インコ」であっという間に2○を積まれ、先にリーチを掛けられる。

<だてこ押し・4P - ももノフ・4P - だつもう・6P>

ももノフが誤答で休みの中、「手ぶくろ」「イタリア」でだてこ押しが連答を決め、ついに王手。だてさんを壇上に残し、メンバーは観客席に戻る。

<だてこ押し・6P - ももノフ・4P - だつもう・6P>

2チームがリーチ状態の中、意地を見せたのがももノフ。「火のない所に煙は立たぬ!」と「ウィリー!!」の絶叫により、ももノフも6○。これで壇上からパズピはいなくなり、パズガ3名を残すのみ。遂に勝負の時を迎える。

<だてこ押し・6P - ももノフ・6P - だつもう・6P>

もう祈るしかない。300問の対策問題がヒットすれば勝てる。

運命の問題。
自分はもうステージを見ることすら出来ない。ただただ祈る。

「問題 1973年に始まった、オアフ島で開催される世界最大規模のマラソンは/」

ポーン!

古川「点いたのは…! だつもう!!!」

新井「ホノルルマラソン」

この単語が耳に届いた瞬間、自分は目の前のテーブルに倒れ込みました。

直後、チームだつもうの優勝を告げる正解音がラボに響き渡る。

「負けた…」

テーブルに突っ伏したまま、自分はしばらく動けませんでした。
実際のところはほんの数秒だったのかも知れませんが、非常に長く感じました。
緊張の糸が切れ、脱力しきったまま、インタビューを聞く。この時もステージの様子を見ることは出来ませんでした。下を向いたまま耳だけを傾ける。

チームだつもうは強かったです。しっかりと対策を練られていて、それを見事に体現されたクイズ屋さんの存在。素晴らしかったです。そして何よりリーダーあゆさんの勝負強さ。決勝戦の7○のうち、実に3○があゆさん自身の正解でした。物怖じせずにボタンを押せる勇気こそが優勝に繋がったのだと思います。
チームももノフももちろん強かったです。このチームは桃井さんを優勝させようという気持ちが本当に強いのが見ていて分かりました。推しへの愛の強さ、感服致しました。因みに、このチーム、東大の某謎解き団体の方がいらっしゃったようですね。謎解きもクイズも出来るとはさすが東大生、頭の構造が違う。


そして、我がだてこ押し。

もし「敗因は?」と聞かれたら…

だてこ押しのメンバーの皆さんはクイズ初心者ながらに、本当に頑張って対策問題を覚えてくれましたし、懸命にボタンを押してくれました。落ち度は一つもありません。
最後の1○を積めなかったのは「対策問題をもっとヒットさせられなかった自分」に原因があると思っています。

「火の無いところに煙は立たず」「ウィリー」「ホノルルマラソン」。この3つのどれか1つだけでも対策問題に含められていれば、だてこ押しが優勝できていたはず。
それくらい皆は自分が作った対策問題を完璧に覚えてくれていました。つまり入っていさえすれば勝てたのです。
300問も準備してヒットさせられた数は多分10問ほど。これは少なすぎました。
講師として参加させて頂いた自分ですが、結局そこの力不足が原因で皆を優勝させてあげることが出来なかったと反省しています。

先の記事でも書きましたが、今回、自分以外の他の誰かのためにクイズをするという初めての経験をさせて頂き、その楽しさと難しさの両方を知りました。この貴重な経験を糧に日々研鑽していきたいと思います。



大会終了後、メンバーの皆と一緒に記念撮影。正式なメンバーではない自分も一緒に入れて頂く事に。他のチームは7人の写真なのに、我がチームだけ8人編成なのはそういう理由がありました。緑Tに身を包んだ写真がネット上に上がる。


第1部、終演。ラボを後にすることに。

仲間と共に階段を降り、道玄坂を下って、マークシティのトイレで着替える。

緑Tを脱ぎ、いつものスタイルに戻る自分。





…さぁ、第2部だ。





続く。