カリフォルニアのホールフーズで売っていた卵、Happy Hens。
オーガニック、屋外放し飼いで大豆、とうもろこしフリー。
大豆ととうもろこしを使わずオーガニックで鶏を育てています。
農場のサイト見たら、凄いこだわった鶏の育て方しています。
Pasture Raisedを超えた卵、と書かれていますが、偽りはないようです。
移動式の鳥小屋は、草地を週2回移動し、草地を健康な状態に維持すると共に、鶏も新たな餌を見つけます。完全な屋外なので牧羊犬ならぬ牧鶏犬が鶏を守ります。
小規模な農場とは言え、卵はカリフォルニア州のホールフーズ等で売られています。
カリフォルニアには、こうした卵の需要が有るんですね。
お値段も1ダース1500円。1個125円です。
何に付けてもぶっ飛んでるカリフォルニアっぽい卵ですが、鶏の飼い方や餌を考えればこれは、安いです。
採卵鶏の飼養について
日本ではケージ飼いと平飼いの二つのカテゴリーしか知られていませんが、欧米では幾つものレベルに分かれています。
そのレベルは:
1.バタリーケージ
鶏は金網の中に入れられている。
1羽当たりの面積は約20cm四方でケージ(鳥かご)は多段で積み重なっている。
日本の養鶏場の殆どはこの形式。 EUで禁止、米国では10州で禁止。
2.改良型ケージ(エンリッチドケージ) バタリーケージと同じ形式だが、1羽当たりの面積が約30cm四方とやや広い。
3.ケージフリー
鶏を囲むケージ、金網がなく、鶏が自由に動ける。
米国農務省は一羽当たりの面積を規定しない。HFACの認証条件はエイビアリー(多段式)の場合で最低30cm四方(1平方フィート)多段式でない平飼いで最低37cm四方(1.5平方フィート) 屋外へのアクセスは無し。
4.フリーレンジ
ケージフリーに加えて、屋外へのアクセスがあり、一羽当たり最低44cm四方(同じくHFACの認証基準、2平方フィート)の”屋外”スペース。
鶏が屋外に出られる時間や開口部の自由度は農場により差がある。
5.放し飼い(Pasture Raised) 米国農務省規格にない任意表示。
鶏が自由に屋内と屋外を出入りできる自由があり、外で草や虫などを食べられる。
一羽当たりの屋外面積は最低10平米、約3.17メートル四方。
(HFAC任意規格の例、HFACは米国のNGO、Humane Farm Animal Care)
昨日紹介したVital Farmもこの卵も野外放し飼い(Pasture Raised)です。
長靴下のろっぷ