2023年の全米平均農地価格は1エーカー4080ドル。

20年で約4倍に上がりました。 中西部では1万ドルを超えます。

 

共和党エコノミストのニュートンさんが載せた金利と農地価格の上昇率を並べた図。

 

 

低金利が農地価格が上がる条件の一つであることが分かります。

農地価格に影響するもう一つの条件は、穀物価格。

今は、穀物価格が低迷し、金利も高いので農地価格は下がる筈です。

 

日本の農地価格は低金利でも28年連続で下がり、水田は30年で半額です。

価格を1エーカー当たりに換算すると水田で2万9千ドル。畑は2万ドル。 

実勢はもっと低いかもしれません。 

もう、中西部の生産性の高い畑の値段と比べられるレベルです。

 

農地価格が下がった理由は、需要が無い、後継者がいない等。 

沢山作らないよう、収量を上げないように国が指導し、変化を先送りした結果でしょうか。

 

図は、全国農業会議所 令和4年田畑売買価格等に関する調査結果(要旨)より