今月、SEC米国証券取引委員会は、上場企業に対し温室効果ガス排出量を投資家に開示することを義務付け、大企業は2026年から情報開示が求められます。

 

SECが公開義務付けするのはスコープ1と2(*)排出量のみで、企業の排出量の7割以上を占めると言われるスコープ3排出量は含まれません。

 

一方、カリフォルニア州は2027年からスコープ3を含めた排出量開示を大企業に求める法案を可決しているので、カリフォルニア州に製品を出荷している日本企業もスコープ3の排出量測定が求められます。

 

飼料業界紙にSECの話が載り、排出量測定にアメリカンエッグボードのオンラインツールが使えますと伝えています。 アメリカンエッグボード、動きが良いです。

 

 

* スコープ1,2,3排出量について

 

スコープ1(Scope 1)事業者自らによる温室効果ガスの直接排出を指す。

燃料の燃焼や工業プロセスからの排出が含まれる。


スコープ2(Scope 2)他社から供給された電気、熱・蒸気などの使用に伴う間接排出を指す。
 

スコープ3(Scope 3)スコープ1、2以外の間接排出で、事業者の活動に関連する他社の排出。これにはサプライチェーン全体で発生する排出量、原料調達、製造、物流、販売、廃棄などの一連の流れの排出が含まれる。

 

 

 

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