全米トウモロコシ生産者協会は、59年前からとうもろこしの収量コンテストを行っており、今年は46州から7千近くの農家が参加しました。

 

今年の優勝者はバージニア州の農家でエーカー当たり623.8439ブッシェルの新記録を出しました。

これをヘクタール当たりに換算すると39トン。

 

2023年の米国とうもろこしの収量は、175ブッシェル(11トン/Ha)なので、約3.5倍です。

環境と品種、農法次第で、とうもろこしはこんなにも高い収量を上げるという事が驚きです。

 

優勝者のデイビッドさん曰く、毎年新しい農法を試し比べる事。

最小限の耕起で土を健康にし、均一な発芽が豊作には必要だそうです。

 

因みに日本で始まった飼料用の子実とうもろこし収量はヘクタール当たり2トンから8トン程で、ばらつきがとても大きい。 

8トンとしてもエーカー換算で127.5ブッシェル。米国の30年前の収量です。 

 

農家の試行錯誤と種子開発、それを検証する記録と統計があって収量は向上します。

ローマは一日にしてならずです。

 

米国とうもろこし収量の推移。

 

長靴下のろっぷ