とうもろこしの生産(肥料、農作業、土壌)から出るCO2は、とうもろこし10kg当たり約2K弱。

これとは別に、とうもろこしは、光合成で大気中のCO2を吸収して炭水化物(穀粒や茎、根)に変えています。

 

研究により、CO2吸収量にも幅がありますが、はっきりしているのは、とうもろこし穀粒の炭素含量は約43%(*)。 

単純に言えば、とうもろこしの穀粒10Kg(乾物)に4.3Kgの炭素が貯蔵されています。

根や茎に含まれる炭素を含めれば、その量は倍以上になります。

 

この炭素を、大気に解放させなければ、生産で発生するより多くのCO2を貯蔵できます。   

その意味で、畑や土壌は気候温暖化で大きな意味を持っています。

 

バイデン政権も二酸化炭素を農地に吸収する施策を検討していますが、農法と温暖化ガス削減量の関係を数値化する事が複雑で、難航しているようです。

 

* 参考資料

 

Radosław CieślaによるPixabayからの画像 

 

長靴下のロップ