中西部の農家は、収穫した穀物の殆どを保管できるサイロを持っています。

これらのサイロは亜鉛メッキされた鋼板で出来ています。 

鋼板サイロを販売する会社は何社かあり、収容能力、大きさと高さを選んで注文すると、部材が届けられます。

 

下は鋼板サイロの組み立てを映した動画です。

組み立て手順ですが、まずコンクリートで基礎を作ります。

基礎が出来たら、壁となる湾曲した亜鉛鋼板を並べてボルトで繫いで輪っかを作ります。 

壁の一段目の輪が出来たら、その上に屋根を組み立てます。 

屋根が出来たら、輪の部分をジャッキで持ち上げ、下の段になる鋼板をボルト留めします。

これを何回か繰り返せばサイロの出来上がりです。 

 

数百トンの小さなサイロから何万トンも入る大型サイロまで同じ作業で出来上がります。 

最初に屋根を組み立てる時に足場が必要ですが、それを除けばインパクトレンチと専用ジャッキだけで組み立てできます。

 

サイロを注文する時点で耐震設計も出来るし、耐用年数も50年以上あるので、日本でも建ちそうですが、米国産鋼材は、日本工業規格、JISを取得していないので、建築物としての許可が出ないんですよね。  

 

長靴下のロップ