ポー・ナガール:ニャチャン・ベトナム

 

 

ここでは関係副詞 where の使い方と、関係代名詞 which の使い方をみていきましょう。

 

場所を示す名詞に補足な情報を付け加えるときには、関係副詞 where を使います。次の例文では、場所を示す名詞「家」 に「5年前に住んでいた」という補足的な説明が付いています。

▸ This is the house where I lived five years ago.

 ここは5年前に住んでいた家です

一方で、同じく場所を示す名詞「家」が先行詞である場合、where でなく which をつかう場合があります。

▸ This is the house which I saw in my dream.

 これは私が夢の中で見た家です

どちらも先行詞に場所を示す名詞を取ることができるため、どのようなときにどちらを使うのか違いについて考えてみましょう。

 

 

関係副詞 where を使う場合

関係副詞の where は、先行詞が後ろに続く節の中で場所の副詞の役割となる場合に使います。次の例文の先行詞は、副詞(there) を示しています。(there)は、実際の文章中では省略されます。

▸ This is the house where I lived (there) five years ago.

 ここは5年前に住んでいた場所です

 

▸ Kyoto is the place where my father born (there).

 京都は私の父が生まれた場所です

 

▸ Please keep money in the safe where you can store (there) securely.

 お金は安全に保管できる金庫の中にしまってください

 

 

関係代名詞 which を使う場合

関係代名詞の which は、先行詞が後ろに続く節の中で場所の代名詞の役割となる場合に使います。次の例文の先行詞は、代名詞(it) を示しています。(it)は、実際の文章中では省略されます。

▸ This is the house which I saw (it) in my dream.

 これは私が夢の中で見た場所です

 

▸ Kyoto is the place which I visited (it) on my school trip.

   京都は修学旅行で訪れた場所です

 

また、whichは主格の先行詞をとることができます。それに対して where はこのような使い方はできません。

▸ I want to go to a place which (it) has beautiful scenic views.

 きれいな景色がみえるところに行きたい

 

 

 

写真について:

ベトナムのハワイと呼ばれるリゾート地、ニャチャンの丘の上に建つ8世紀ごろに建てられたポー・ナガール遺跡。レンガ造りの赤褐色の祠堂に、チャム族の女神ポー・ナガールが祀られています。