ジュエリーに魅せられた45年
伝承する技、進化する技
日本に古くから伝わる美しい工芸の技術をジュエリーの世界で生かしたい、
そんな石川暢子さんの想いが託された「ノブコイシカワ」。 自らの手でデザイン
し、金属や石を自在に操り、見事なジュエリーを生み出してきた石川暢子さん。
彼女から薫陶を受けた職人たちが、今この瞬間も作品と向き合うアトリエは、
創作への探求心とブランドへの誇りに溢れています。
海外からの受け売りではない、日本の美意識に根差したジュエリーを作りたい、、、。1970年代に
そんな小さな一歩を踏み出した「ノブコイシカワ」のアトリエ。表現したいデザインを形にするための
試行錯誤が、その日から始まります。絶え間なく溢れてくる創作のアイディア、そしてそれを実現する
ための技術。一つをクリアしても、次にはまた新しい技術が必要になる、、、先人の歩いた道をなぞる
のではない、全く新しいジュエリーを生む作業。石川さんは常に細かい工夫や応用を実践、その側で
職人一人一人が目や耳や勘を働かせながら、技術を会得する日々がアトリエで繰り返されました。
< 心を開いて、常により高みを目指すことで技術は向上する >
石川さんの言葉に「自分自身のものを見る目と感覚を、自分のもつ技術の範囲より、常により高く、
より進んだところに置いておける状態を保つことが、いちばん大切だ」というものがあります。
本物を見る、美しいものに触れる、、、今は身の丈に合わなくても、見ること、体験することで蓄積
されたその美意識は、創作の過程で必ず、新しい技術の誕生につながると石川さんは考えていた
のです。テクニカルなことも大切ですが、血の通った心のある技術をその基盤にしたことこそが、
ノブコイシカワを世界に類を見ないジュエラーへと育てていきました。
< アトリエは今も現在進行形、創造力は職人の心に託されている >
現在、アトリエではベテランから若手まで、男性女性合わせて15名の職人がジュエリー製作に
勤しんでいます。石川さんが東京藝術大学で学び、アトリエに伝えた伝統的な彫金技術に加え
この工房ならではの独特の技法を駆使しながらの作業ですが、しかし今が完成形ではないのも
このアトリエの真実。技術は人とともに進化し、さらなる表現力を得ていきます。それこそがこの
ブランドの、真の実力なのです
石 川 暢 子 の 世 界
11月3日(土)・4(日)
10:00~19:00
ジュエリーブティックセントラル初個展
(店 頭)
西洋のジュエリーと日本の伝統工芸を融合させた独特の世界観を持ち、
日本を代表する世界でも高い評価を受けるデザイナーです。
生前はテレビ「ソロモン流」に紹介されるほど稀有なデザイナーであり、
没後も世界各地の博物館で個展が開かれる先生の作品をこの機会に
触れて、試着して楽しんで頂きたいと思います。(店 主)