アクアマリン
◎宝石ことば◎
沈着 聡
◎宝石のメッセージ◎
不老 海難防止
ラテン語のアクア(水)とマリン(海)から名づけられた宝石。美しい海の色をしていることに由来します。透明度の高いこの石は、清廉な心の象徴、清廉な心は不老につながるため長寿のシンボルとして、近年人気の高い石の一つとなっています。
鉱物的にはベリル(緑柱石)の一族で、エメラルドと同じ物質なのですが、海水青色のものをアクアマリン
、緑色のものをエメラルドと呼び分けています。同じ石なのにエメラルドに比べかなり大きなものの産出も多く、内包物が少ないのが特徴です。昔、夜の観劇会やパーティーがロウソクやガス灯の下で繰り広げられていたころ、このアクアマリンは夜の光の中で水を得た魚の如くキラキラ輝いたので、「宝石の夜の女王」の名を持ち、パーティー好きな貴婦人たちに愛されました。夜になると人工照明の下で一段と美しく輝き、その魅力を発揮する性質は意外に知られていません。
地中海の海の色に似ていることもあって、特にヨーロッパで珍重されています。なかでもイギリス人は圧倒的にこの石を好むと言われています。
日本語では「藍玉」(らんだま)といいます。昔はベリルではなく、全く別の鉱物だと思われていたため、昔ベリルと呼ばれていたものが今のベリルと同じかどうか判断が難しいといわれています。
ちよっと贅沢、ちよっとオシャレな宝飾文化のメッセンジャーをめざして・・・