空飛ぶペンギンの映画日記 -5ページ目

婚前特急

5股で彼氏を持ち、自由気ままに生きる女性が友人の結婚を機に恋人を査定して本当の幸せを探す恋愛コメディ。


                     
空飛ぶペンギンの映画日記


 24歳で出版社に勤めるチエ(吉高由里子)は効率よく人生を生きる!が持論で彼氏を5股して付き合っている。仕事のグチを言いたい時には包容力のあるバツイチ男(加瀬亮)に、スカッとしたい時はバイク持ちの男(青木崇高)、旅行に行きたい時はリッチな年上妻子持ち男(榎木孝明)に・・・と自分の気分によって自由きままに男と付き合っていたチエだったが、親友のトシコ(杏)の結婚を機に自分も真剣な恋愛をしようかと彼氏を査定することに。
 再下位となった浜野(田無タクミ)を訪れ、別れを切り出すが、「俺たち付き合ってないよね」と逆にフラれた格好になってしまう。怒りを覚えたチエは浜野に復習してやろうと計画を練るが・・・




空飛ぶペンギンの映画日記

  

 <違う結末が観たかった>


 チエは顔はかわいいし、確かにもてます。でも同時に高飛車でいつも上から目線だし、自分はもてると分かっているから世界は私中心に回っていますという傲慢さがもの凄い。そんな彼女が5人を巧みに操っているのは自分と思いきや実は逆だった、そこに本人が気付き始めたあたりからが絶妙で笑えました。真っ先に切ろうと思った浜野から「別に付き合ってる訳でもないし、今までの身体の関係だけでいいじゃん」とまさかのフラれ方をされたところからのチエの突っ走り方がやや大げさですが、観ていて爽快です。
 

主演は「蛇とピアス」の吉高由里子さん。自分勝手でわがままと普通なら絶対に反感を買うキャラながら、そうはなっていないのは吉高由里子さんの素晴らしさです。ギリギリのところで持ちこたえながら逆に高感度アップにつながっています。それだけにラストのチエの行く末は想像できる範囲に収まってしまい、残念。違う結末が観たかったです。彼女の性格は直らないのだから破天荒な性格そのままで、別の幸せのカタチをつかむ姿があればベストでした。

 

でも一番恐るべしは親友のトシコではないでしょうか。5股の彼氏同様、チエに振り回されながらも温かく見守り、親身になって相談にのる理想の親友像でありながら、私は一足先に幸せをつかみましたオーラがあって余裕すら感じられます。深読みすればチエも大変ねぇ、私はあなたが届かない一段上にいるのよとも読み取れ、おお~怖いと思ってしまうのです。




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