パワーストーンの危険な落とし穴 | 裏宇宙からの遺言 -悟りと覚醒のプログラム-

裏宇宙からの遺言 -悟りと覚醒のプログラム-

道の道とすべきは常の道にあらず。名の名とすべきは常の名にあらず。無は天地の始に名づけ、有は万物の母に名づく。

波動グッズの人気が高いらしい。
本当に効果のある波動グッズはやはり評判を呼ぶし、売れ行きも快調だ。
中でもパワーストーンの人気が高い。
見た目も綺麗だし、その神秘的な輝きが人々の心を惹き付けるのだろう。

スピリチュアルの実践者は女性が中心だし、そういう点でも宝石類が人気を呼ぶ理由なのかな?
私は男だが、幾つかのパワーストーンを所有している。

実店舗で直接見て確かめて買うことが多いが、ネットの通販サイトを利用する時もある。
事実、パワーストーンの売り上げの80%は通販サイトから…というデータがある。
いつでもどこでも注文できる利便性の高さゆえに…。

だがネット通販サイトには思わぬ落とし穴もある。(店舗で買う時も同じ問題があるが、ネットでは更にリスクが高くなる)

どこのサイトでも商品の画像が載っている。
サイト訪問者はその画像を見て、購入するかどうかを決めるわけだ。
ということは、サイト訪問者の想念エネルギーが、画像を通じてパワーストーンに蓄積されることになる。

パワーストーンは良くも悪くも人間の思念・想念のエネルギーを吸収する機能を持っている物が多い。
もちろん悪い事ばかりではない。
パワーストーンと呼ばれるような石は「自動浄化」の機能を有しているものが多い。

だが、その浄化スピードをはるかに越える強烈なマイナス想念エネルギーを飛ばす人もいる。
特に大手の人気サイトの場合は、訪問者が多いため、それだけ大量の想念エネルギーに晒されることになる。

私がそういう石を買ったときは、まずそのマイナス波動を引っこ抜いて、天地の「あるべき場所」に送り届けることにしている。
仏教でいうところの「お性根抜き」に似ている。

だがその様な霊的スキルの無い人が無闇にパワーストーンを買いまくると、思わぬ霊障を被るかもしれない。
セージの煙をくぐらせるなど、通常の浄化法では効き目がないマイナスエネルギーが急増している。

パワーストーンが吸収するマイナスエネルギーは人間の想念だけではない。邪霊の類も石に宿ってしまう。
人間に憑依していた邪霊が乗り移ってしまうのだ。
そういう問題に対処できる能力を持っていない人は迂闊に手を出さない方が良い。

私だって本当はこんなことは書きたくない。徒らに敵を増やしたくない。
だが、今のスピリチュアル界の悲惨な現状を観れば、書かずにいられなくなる。
似非スピを厳しく検証する記事を次々にアップする理由である。

とはいえ、私は慈悲深い人間でもない。
「こいつはもう駄目だな」と判断した時は即座に見捨てる。

どんな悪党だって改心するチャンスはあったはずだ。
彼らはそのチャンスを自ら踏み躙った。
故に地獄に堕ちても自業自得である。
私はそんな輩に情けをかけるほどお人好しではない。

エンライトブログが人気ない理由も、そこにあるのだろう。笑
現在フォロワー数は3000人ぐらい。一番多いときで5000人ぐらいだった。
しかし、人気あるスピ系ブログのフォロワー数は50万人や100万人が当たり前らしい…。

今の3000人のフォロワーさんだって、真剣に読んでくれる人は30%にも満たないと思う。
70%以上のフォロワーさんは単なる営業目的であり、いわば「見返り」が欲しいためにフォロワーになってくれたに過ぎないと思う。

人気のあるスピリチュアル指導者は、人の心をつかむのが実に上手い。
生徒やクライアントに夢を見させてあげるのだ。
耳触りの良い教えを説いているのだ。

曰く
「貴方は今のままで完璧です」
「自分を変えようと努力する必要はありません」
「成長しようと思う必要はありません」
「成長を求めるのは
『今の自分は不完全』という自己否定の想いに過ぎません」


馬鹿も休み休み言えよ。
彼らは「完璧」の真の意味を理解していない。

確かに誰もが今のままで完璧である。赤ちゃんだって完璧なのだ。
しかし忘れてはならないことがある。
誰もが本能的に成長プログラムがインプットされていたことを…。

赤ちゃんは日に日に成長し、やがて大人になる。
途中で何らかの事件・事故、または難病で命を落とさない限り、ほとんどの赤ちゃんはやがて大人になる。

その成長プログラムは肉体レベルだけではない。
精神や霊的なレベルにも成長プログラムがインプットされている。
故に人間が精神的成長や進化を願うのは自然な事である。


「成長を求めるのは『今の自分は不完全』という自己否定の想いに過ぎません」
という主張は根本的に破綻している。
成長本能を否定したことになるからだ。

まあ、つまり…彼らは、「人は誰もが不完全なのです」と言ったに等しいわけだ。笑
自己矛盾にも気付かないほど知性が麻痺している。


「地球はアセンションしています。だから誰もが『自分は神』であることを簡単に思い出せる時代なのです。もう苦労する必要はありません」
と述べる輩に至っては、自分が間抜け人間だと自白したに等しい。

アセンション?
だが人類はそれ以前の問題に直面している。
積み重ねてきた膨大な負のカルマが次々に表面化している。
現実レベルでも悲劇的現象がどんどん表面化している。

その負の遺産に向き合うこともせず、責任を取らず、逃げ回っているのが多くの人間たちだ。
現実を直視することもせず、「僕は神でーす」とはまともではない。
脳内お花畑のファンタジーである。


彼らは今日もせっせと甘ったるい教えを説いている。
善人面している。
だが、アストラル体・メンタル体・コーザル体の次元では不浄霊に等しい。

嘘の教えで悪業を重ね続け、もはや悪霊も同然の霊的犯罪者も急増している。
私のことを逆恨みし、生霊や邪霊を飛ばしてくる輩も多い。

そういう連中の大半はプロのスピ商売人である。
また、そいつらの熱心な支持者(信者)も特大級のマイナス波動を送り込んでくる。
むしろそっちのケースの方が多いようだ。

意識的に呪詛をかけてくる人もいるが、大半は無自覚・無意識のうちに邪念・邪霊を飛ばしている。
だから余計にタチが悪い。


私の言葉に耳を傾ける人は少ないと思う。
それはそれでいい。仕方ない事だ。
私は自ら逃げ道を用意する人の醜さをよく知っている。
だから諦めている。

だが、たとえ少数でも、真剣に耳を傾けてくれる人もいる。
故に記事を書くときは、いつも真剣である。


今のスピリチュアル界に対して甘い夢は見ない方がいい。
もはや魑魅魍魎が跋扈する場と化してしまった。
残念だが、リスクが多すぎる。

貴方が願望達成や問題解決を願う時、何を優先するだろう?
もし真剣で真っ直ぐなら、現実レベルの選択や行動を最優先するはずだ。
現実に役立つと思われる情報を集め、取捨選択し、現実的な行動計画を立て、行動する。

それが当たり前である。
だがスピリチュアル界の現状は違う。そういう人は少数派なのだ。
彼らが最初に考えることはスピリチュアルの教えやテクニックである。
全く話にならない。

とはいえ、この世には人間の忍耐力の限界を越えるような苦難も満ち溢れている。
故に「溺れる者、藁をも掴む」になる人がいても仕方ない。
私だってそんなに強くない。

だから必死にスピリチュアルに救いを求める人達のことを愚弄するつもりはない。
私が問題視しているのは「お手軽・お気楽スピ」の類である。
それは命の営みを冒涜するに等しい。
その意味も分からないほど腐りきっている。

「伝授を受けるだけで貴方も一流のヒーラーになれます」というメソッドが人気を呼んでいるのも、その現われである。

ヒーラーは人の命に向き合う仕事だ。
難病の人にも。
霊障に苦しむ人にも。
貴方はそういう人達に真剣に向き合う覚悟があるのか?

腕の良いヒーラー・治療師・占い師ほど早死にしてしまう理由が分かる気がする。

安直ヒーリング・セミナーを受講する人は、霊的世界の恐ろしさを知らず(知りたいとも思わず、目をそらし)、お手軽スピを食い漁る。
だが本当は彼らこそ食われているのだ。
邪霊にとっては格好のカモであり、エサである。

邪霊の世界には人を騙す術に長けている輩が大勢いる。
神々の慈悲や神々しさを演出するのが実に上手い。
時には奇跡のような現象も起こす。
人々は狂喜して、ますますのめり込む。

その奥では人の魂が食われているのだ。
気付いた時はもう手遅れ。
邪霊の支配下に置かれている。
そうなったら現世の悲劇だけでは終わらなくなる。死後も延々と支配され、操られ続ける。


私は難行苦行を勧めたつもりはない。
かつては私も重大な勘違いをしていた時期があった。
「苦しくなければ修行ではない」などと勝手に思い込んでいたのだ。

私の説く道は苦行ではなく、楽行・易行でもない。
私は既に十分すぎる程のヒントを伝えてきたつもりだ。
あとは自分の頭で考えて戴きたい。

エンライト@太古の道先案内人