これからの地球はどうなるか? | 裏宇宙からの遺言 -悟りと覚醒のプログラム-

裏宇宙からの遺言 -悟りと覚醒のプログラム-

道の道とすべきは常の道にあらず。名の名とすべきは常の名にあらず。無は天地の始に名づけ、有は万物の母に名づく。

私はここ数年で未来ビジョンが全く浮かばなくなった。
それは大規模な計画に基づいた人生目標に関するものである。
これが思い浮かばなくなったという事で、私の寿命はもう長くないことが分かる。

だが個人の願望や人生目標とは別に、予知的な未来ビジョンが浮かぶことがある。
以前と比べて未来への興味が薄くなったので、回数は少なくなったが、たまに未来ビジョンが意識に降りてくる。

これからの地球社会はどうなるのか?
日本は?
世界は?

はっきりとは分からない。
私は予言者ではないからだ。
しかし、人類はこれから相当な苦難に立ち向かわなければならないことは分かる。


仙道や気功法などの実践家・高藤総一郎氏が90年代の後半に、未来予知法についての本を上梓した。
気のエネルギーの質を感じ、判定することで未来を察知し、対処する術である。
彼は「察気の法」と名付けていた。

この術の大きな特徴は、気の感覚をもとに未来予知することにある。
超能力者はひとつの決まった未来映像をキャッチする。
だが察気の法では複数用意されている未来の中から自分にとって最善の選択をするために行なうものである。

たとえば貴方が大きな願望や人生目標を作った時、様々な計画を立てなければならない。
だが、計画のアイデアは複数ある。
その中のどれが最善なのか?

そこで察気の法では、複数のアイデアをリストアップし、それぞれの計画書の「気の感じ」を探るのである。
もっとも良好な気を感じられるアイデアを、計画の中心に据えるわけだ。

株など投資をやっているなら、今後どの株が上がるのかを探る。

社会と自分との関係を探ることにも使える。
日本の政治はずっと自民党の一強だが、まれに政権交代が起きることがある。
そこでどの党が政権を取るかで、自分の行き先を決めやすくなる。

自民党だった場合、
民主党だった場合、
複数の可能性を想定し、それぞれの党によって異なる気の感覚を探る。

「自分のビジネスにとっての利益」
「社会の安定」
「幸せな家庭」
など複数の項目に分け、それぞれの気の感覚を探る。
その結果を得れば、自分の人生計画を練りやすくなるわけだ。

ビジネスでは大きな利益を出しても、家庭が破綻するケースがある。
だから察気の法では、複数のチェック項目を用意する。

察気の法の優れた点は、超能力が要らないことだ。
気の感覚が必要なため、気功などのトレーニングは必要だが、その問題さえクリアすれば、いくらでも応用が可能になる。
しかも、複数の未来の中から、自分が最も求める未来を選択できるわけだ。


では、これからの地球社会がどうなるかについても言及しよう。

高藤総一郎氏は90年代の後半に、既に21世紀の日本や世界がどうなるのかを掴んでいた。
その著書に載っている未来予想図は、今のところ殆どが的中している。
具体的な内容は割愛するが、高藤氏はその原因にも言及している。

「日本にとって、ろくでもない時代が来る」
「やってくる気の感じからして、日本はこのままでは立ち行かなくなる」
「私が思うに、日本の気の隆盛期が終わってしまったのだ」


私も同感だ。
20年ほど前から大地のエネルギーが引き始めた。
人々が受け取る恵みが少なくなっている。

スピリチュアル界ではアセンション(次元上昇)が叫ばれているが、宇宙規模の変動と地球人の生活は異なる。
実際には大地のエネルギーが引き続けているのである。

日本だけではない。
幾つもの国が凋落の道を進んでいる。
かつての超大国・モンゴル帝国も気の隆盛期が過ぎ去り、超大国の面影もなくなった。

今はアメリカが凋落の道を進んでいる。
既に超大国としての負担に耐えられなくなりつつあるのに、未だに「世界の警察」「偉大なアメリカ」という幻想を捨てきれない。

2016年に大統領に就任したドナルド・トランプ氏がその典型である。彼はパラノイアに他ならない。

グローバル化社会が進む中、一国だけが超大国として君臨することなど不可能なのだ。
トランプ氏はそこが分かっていない。
偉大なアメリカを取り戻すどころか、アメリカ国内を分裂・分断させることになり、国際レベルでもアメリカの孤立化を深めることだろう。


マイクロソフト社の創業者のビル・ゲイツ氏も未来の予測を立てている。
「これから人類が直面する最大の脅威は戦争ではない。細菌やウイルスによる感染症のパンデミックだ」
2015年にこの声明を出している。

従来、大規模な死者を出す事件といえば、国家間の戦争、テロ、そして地震や津波などの自然災害だった。
しかし、目に見えない脅威として忘れてはならないのが疫病・伝染病である。
今に始まったことではない。
人類の歴史は細菌・ウイルスとの戦いでもあった。

その昔、スペイン風邪が世界中を恐怖に陥れた。
結核も恐ろしい感染症だった。
今は有効な治療法が普及しており、結核の脅威は消え去ったが、インフルエンザなどのウイルスや細菌の脅威はまだ完全には克服できていない。

特に2009年の新型インフルエンザ(A/H1N1型)は世界中に被害をまき散らし、日本でも流行した。

他にもまだある。
2002年には中国でSARSコロナというウイルスが発見され、複数の国で感染を広げた。
ただし致死率は低く、2年弱で終息したため、今では話題に上らない。

ところが10年後の2012年に現れたMERSコロナは驚異的な致死率を有していた。
中東で大流行し、多くの死者を出した。
SARSもMERSも効果的なワクチンや治療法が確立されていない。

インフルエンザがそうであるように、多くのウイルスには変種が現れる。
その感染力や致死率が高かった場合、世界中に深刻なダメージを残しかねない。
細菌もまた抗生物質に対抗できる耐性菌が次々に現れ、いたちごっこを繰り返している。

※注釈
この原稿は2017年に書かれています。
2020年から新型コロナウイルス SARS-CoV-2 が世界中でパンデミックを引き起こしています。
警戒を緩めるべきではないと考えます。チームエンライト


以上のように、ビル・ゲイツ氏は感染症と戦う人類の未来を予言したわけだが、彼はしばしば陰謀論の主要キャラとしても登場する。
「ビル・ゲイツは人口削減計画に関与している」
というものだ。

彼は実際、人口のコントロールにも言及しているため、余計に疑われるのだろう。
ワクチンや治療薬に「妊娠できない物質」を紛れ込ませて、人口をコントロールする…と。

しかしこれは誇大妄想が入り込んでいるように思う。
ビル・ゲイツ氏は確かにワクチンの研究開発に莫大な資金を投入し、支援している。
だが、現在世界中で問題になっているのは、少子高齢化である。

もし一部の権力者が人口削減計画に関わっているとするならば、真っ先に狙われるのは高齢者の命だろう。
若い人なら妊娠・出産の可能性があるため、少子高齢化社会にとって救世主みたいなものだ。
一部の開発途上国ならまだしも、先進各国で出生率を引き下げる意味は全くない。


高藤総一郎氏は「これからの時代はミサイルが飛び交う古典的な戦争ではなく、情報戦争が中心になる」と予測した。
もちろん古典的な手段による戦争の可能性が消えたわけではないが、情報面での戦略はますます重要になる。
また、ビル・ゲイツ氏が感染症の脅威について言及したことも極めて大きな意味を持つだろう。


Writing by エンライト@太古の道先案内人
Editing by たれぞう&チームエンライト