可能性を一点に集約させる | 裏宇宙からの遺言 -悟りと覚醒のプログラム-

裏宇宙からの遺言 -悟りと覚醒のプログラム-

道の道とすべきは常の道にあらず。名の名とすべきは常の名にあらず。無は天地の始に名づけ、有は万物の母に名づく。

宇宙は様々なギフトを与えてくれる…という。
それはマインドでの想像を超えたものかもしれない。
故に、宇宙にお任せ系のスピでは、「マインドで目標や計画を立てないほうが良い」 と説くわけだ。笑

だが皆さん、大事なことを忘れていないだろうか?


それは 「宇宙はその人の器に見合ったプレゼントしか与えない」 という事である。


Aさんは人生に目標を持っていなかった。 毎日が惰性で過ぎていった。
ところがある日、大金が転がり込むという幸運に恵まれた。
まさにマインドで想像していなかったラッキー現象である。

だが本当に幸運だと言えるだろうか?
大金という巨大なエネルギーを扱えるだけの器がなかったら、そのエネルギーに振り回され、身の破滅を招くだろう。

それは宇宙の真正な存在からのプレゼントではなく、宇宙の邪霊・魑魅魍魎が仕掛けた罠かもしれない。
または、個人的なカルマが原因かもしれない。

いずれにしても、自分の器を拡大するほうが先である。

その器という言葉を、実力・スキルに置き換えても、同じことが言える。
どんな素晴らしい幸運・ラッキー現象が訪れても、それを活かし切るスキルがなければ、豚に真珠である。

そもそもスキルがない者には、大きな幸運は訪れにくい。
一流のスポーツ選手には、次々と巨額なCM契約の話が持ち込まれるかもしれない。
日本でトップクラスの成績を収めれば、海外の名門チームからスカウトされるかもしれない。

だが二流・三流の選手には、そんなチャンスは訪れない。
たとえ訪れても、それを活かすだけの実力がない。

では、どうすればスキルを磨くことができるのか?
それが目標であり、行動計画なのである。
自己訓練するには、努力のエネルギーをどこに向けるのか、明確に定める必要がある。

目標がない人は、自分のエネルギーを注ぐ対象がないわけだから、努力しようがない。
する必要もない。
だって、行動や努力をする目的(目標)を最初から放棄しているのだから。

それは弓道に喩えることが出来る。
弓道では、的(まと)に向かって矢を放つ。

もし、的がなかったら、どうなるか?
どこに向かって矢を放てばよいのか分からなくなる。

あちこち闇雲に矢を放ちまくっても、実力は向上しない。
いずれ体の使い方のコツを見失い、型が崩れてしまう危険性すらある。

やはり目標物に向けて意識を集中し、矢を放つトレーニングをしてこそ、実力が磨かれるのだ。

場当たり的な直感だけでは意味がない。
体系的なスキルを構築することが出来ないからだ。
「天才は99%の努力に、1%の直感」 という。

強固で整然とした土台があってこそ、直感力も活かされるのである。

人が生きていれば、誰でも何度か幸運に恵まれることがある。
世の中には様々なラッキー現象やチャンスがある。

その中には、実績やスキルがなくても十分に活かすことが出来る類のものもある。
街中で偶然、古い友達に出会い、高級レストランに誘われ、豪勢な食事を奢ってくれたとか…。

そういう類の幸運ならば、特にスキルは問われないわけだ。

だがいずれも、規模としては小粒である。
いちいち宇宙にお任せするまでもない。
スピリチュアルを実践しない人でも、その手の幸運に遭遇する人はゴマンといる。

もちろん、「規模が大きい幸運なのに、実力は問われない」 という現象もある。
宝くじで一等当選するとか…。
だがその場合、巨大なお金のエネルギーを扱えるだけの「器」が必要になる。

まして実績やスキル問われる類の幸運は、文字通り、スキルがなければ活かすことができない。
貴方がそういう幸運に期待するなら、目標意識をもって行動するのが最善だろう。
幸運を受け入れる準備が整っていなければならない。

「弟子の準備が出来たときに、師は現れる」 というが、それは世の中のあらゆる物事にも当てはまるのだ。

重要なことは、手段に余計な制限を加えないことだ。
当たり前のことを疎かにして、スピリチュアルの特殊な手段のみに偏らないことだ。


貴方は、ある高級レストランに憧れ、ぜひその店で食事してみたいと思った。
そのレストランは大人気で一か月以上前から予約が必要だった。

貴方は仕事や生活のスケジュールを調整し、余裕を持って予約を入れた。
お小遣いもためた。
果たしてそのレストランでの食事は素晴らしいものだった。

願望と計画を明確にし、その通りに動いたからこそ、願いが叶ったわけだ。

「先のことは考えない」「計画は立てない」 と説くスピが流行っているが、その指針に忠実になればなるほど、この種のレストランは利用できないことになる。
体験の可能性や選択肢を大幅に狭めてしまうわけだ。

先のことを考えて行動するのは、普通の人なら当たり前にやっていることである。
だから普通の人が普通のやり方をすれば、予約制のレストランでも食事することが出来る。

だが一部のスピラーは、その当たり前のやり方を排除し、特殊な方法論のみに執着するため、ごく普通のチャンスさえ逃してしまう。
愚かにも程がある。


尚、今回の記事でスポーツの話が出たので、念のために断わっておくが…、誰もが超一流のスポーツ選手になれるわけではない。
いかに詳細な目標や計画を立てても、生まれつきの才能の壁を超えるのは困難だ。

だが貴方には 「貴方だけ」 の才能がある。
貴方に合った道がある。
それが魂の願望である。

魂は決して肉体の制限を無視していない。
貴方に可能なことしか求めない。
要は、それをいかに発見し、現実化の戦略を練り、必要な行動を継続するか、である。


エンライトが2016年08月25日に発表した記事を復元させていただきました。

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