断糖・肉食カルトのデータ捏造 | 裏宇宙からの遺言 -悟りと覚醒のプログラム-

裏宇宙からの遺言 -悟りと覚醒のプログラム-

道の道とすべきは常の道にあらず。名の名とすべきは常の名にあらず。無は天地の始に名づけ、有は万物の母に名づく。

糖質制限カルトの脳内お花畑レベルは、もはや救いようがない。
その実例として、私のブログでは何度も身体軸ラボ というブログに言及してきた。

この悪質ブログに、次の文章があった。
『穀物栽培の普及が、つまり血糖値を上昇させ、高血糖の慢性化によってAGE(終末糖化産物)が蓄積され、それが「人類の病の始まり」です』

全然「病の始まり」とする根拠になっていない。笑
AGEs(終末糖化産物)を殊更に問題視し、糖質制限の有効性をアピールするのは典型的なミスリードである。

AGEsは確かに有害物質だが、それが含まれる食物は、炭水化物や糖分が多い食品だけではない。
肉や魚にも含まれるし、加熱によって増加する。

ただし、茹でる、煮る、蒸すなどの調理法は、もともと水分が多いため、AGEの増加量は多くない。
焼いたり揚げるのが最もAGEを増やす。
野菜や穀物は、茹でる、煮る、炊く…という調理法が多い。

もちろん、肉や魚にも「煮る」という調理法は多いが、焼いたり揚げる調理法も非常に多い。
比率的には、野菜や穀物を上回るだろう。

つまり、糖質制限カルトが推奨する肉や魚も、食べ方によってはAGEを大量に摂取することになる。

まあ、身体軸ラボの理屈は、
「肉や魚は糖質が少ないから、高血糖にはならず、したがってAGE(終末糖化産物)は体内に蓄積されない」
ということかもしれない。

だがその場合は、AGEの取り込み・または発生のプロセスが異なるだけの話だ。

肉や魚でもAGEを大量に取り込む可能性があるし、それが蓄積される可能性もある。
実際、ケトン体はAGE(終末糖化産物)を増やすことが判明している。

それらを客観的・または総合的に見つめれば、
「AGEを増やさないために糖質制限しよう」「獣肉や動物性脂質をたっぷり食べよう」
という論法がいかにいい加減であるか分かるだろう。


「癌患者がアイスクリームを食べる理由
癌細胞のエサはブドウ糖、だからです」
身体軸ラボ

ブドウ糖云々は糖質制限カルトがよく言うセリフである。
だが癌には多くの種類があるし、ケトン体をエサにしている癌もある
逆に、ブドウ糖にあまり依存しない癌もある。

要するに、多くの種類と原因があるわけだが、カルトはそれを単純化し、短絡的な二極対立の図式を作ってしまうのである。
そこまで頭を単純化しなければ、思考がパンクするのかもしれない。

心の安定に欠かせないセロトニンは、ブドウ糖が原料になっている。
厳しい糖質制限が脳心血管死、腎不全、心臓不整脈、心臓の収縮機能障害、突然死などの事故も招きやすいのは最近よく知られてきている。

American Heart Associationも、それらの問題を警告している。
過剰なケトンは、脳の長期記憶形成の機能にも悪影響を及ぼすことが分かっている。

以前マスコミが、糖質制限を通じて骨粗しょう症になり、結果的に半身不随になった人の体験談を報道した。
これも既にアメリカで同様の事例が発表されていた。
長期間の糖質制限によって、ケトン体のPHが酸性になり、カルシウムが大量に排出されてしまい、骨粗鬆症になりやすいと。


私の糖質制限批判は、いわゆる「全面否定」とは異なる。
対症療法としての糖質制限が役立つ人もいるだろうし、その可能性にも言及してきた。
批判のための批判をするつもりはない。

だがカルト化した糖質制限の連中には、そういう慎重な姿勢はない。
糖質制限に有利なデータを入手すると、大袈裟に宣伝し、糖質制限の正当性を訴える。

逆に、不利なデータや意見を目にすると、「インスリンを売りたい製薬業界が背後にいる」 だの 「農協から金を貰っている」 だの、下らない陰謀論にすぐ逃げて思考停止。

変な宗教にはまって、自らマインドコントロール状態に追い込むのと同じだ。
両者の思考プロセスは驚くほど似ている。


「ケトン体が人類を救う」 宗田マタニティクリニック院長 宗田哲男
「炭水化物が人類を滅ぼす」 練馬光が丘病院・傷の治療センター長 夏井睦


人類を救うだの滅ぼすだの、大袈裟な表現が大好きなのも特徴のひとつか?笑
幼稚で単純な二極対立の構図を作るのは、典型的なマインドコントロール技術である。
ヒトラーも同じ手口を使った。

まあ、本を売るために編集部が考えたタイトルかもしれないが、本の中身はそれにも増して 「カルト」 だった。笑

私のブログにも二極対立の構図はあるし、様々な検証記事を書いてきた。
だが私は、データの意図的な改ざんはやっていないし、あらゆる角度から観察・洞察する姿勢を保ち続けている。
根本姿勢が全く異なるのである。


国立国際医療研究センターの能登洋医長は、「糖質制限を長年続けることで死亡リスクが高まる」と述べている。
能登洋ドクターは、分析疫学に基づくコホート研究の統計データを解析したのである。

だがスーパー糖質制限食の江部康二ドクターが反論した。

「能登洋医長の論文は、中糖質群(糖質30~40%)と高糖質群(糖質60~70%)の比較研究です。
従いまして、スーパー糖質制限食(糖質12%)とは、何の関係もない論文です」


江部康二ドクターが用意・指導している糖質制限コースが3種類である以上、スーパー糖質制限食は関係ない…という言い逃れは通用しない。
彼が指導するプチ糖質制限は、中糖質に相当するからだ。

「能登洋ドクターが調査したのは、エビデンスレベルが低い論文も含まれている」
という反撃もしていたが、もともと能登洋ドクターが採用した方法はエビデンスレベルが高いものや低いものも含めて、あらゆるデータを解析するという統計学的な手法である。

科学界で高く評価されている手法なのだ。

さて、ここからが更に問題なんだが…、
江部康二ドクターはその後、糖質制限の安全性のアピールのために、コホート研究のデータを積極的に活用し始めた。
しかし、それらの研究データの多くは、やはり中糖質群と高糖質群との比較なのだ。笑

つまり…
「糖質30~40%の中糖質群はスーパー糖質制限ではない」

と言い放った人が、その舌の根も乾かぬうちに、糖質が30%以上の中糖質群をなんと糖質制限のグループに入れ、それ以上に糖質が多いグループと比較し、糖質制限の安全性をアピールし始めたわけだ。


糖質制限に有利なデータが出た時は、「エビデンスレベルが高くて、信頼できる論文です」と褒め称える。
不利なデータが出た時は、「これは糖質制限じゃないし、エビテンスレベルも低い」などと誤魔化す。

そのときの都合で態度をコロコロ変える。
これが人の健康や命に関わる医師の姿勢なのか?
悪質極まりない。

ケトン食の重大なリスクについては、今後も検証するつもりだ。


みゅー@エンライト代理人