北霧島は雨のクリスマス・イブでした。
ところによってはホワイト・クリスマスだったのではないでしょうか?
昔、我が家のクリスマスは遅れてやってきました。
25日の夕方あるいはその翌日、売れ残ったケーキを安くで買ってくるのが慣例だったからです。
(先の)母に言わせると「キリスト教徒でもないんだから、クリスマスは我が家にはない」のですが、さすがにケーキひとつもわたらないでは、子供たちが可哀相とでも思っていたのでしょうか。
正月用にと、新しい下着を買ってもらうのもこのころでした。
年によっては、毛糸の手袋とかジャケットも渡されたりして、気分はクリスマス・プレゼント・・・親の思惑とは別にすっかりクリスマスを楽しんでいました。
冬休みの一番最初の仕事は、障子の張り替え・・・弟たちは近所の子供たちと走り回ったりしている間も、母と障子の桟を洗ったりして・・・。
その代償だったのでしょうか、弟妹に内緒でおやつをもらったりしていました。
今でもそんな作業をしていると、ふいとその頃に戻ったような気分になることがあります。
