幽霊の正体 窓から入ってくる風の冷たさに目を覚ますと、一瞬”ドキッ!”っとしました。 鴨居にかけた母の襦袢や着物が、誰かが立っているように思えたのです。 衣紋が足らずに、普通のハンガーにかかっていて、しかもそれが風に微妙に揺れていましたから・・・・。 幽霊を怖がる年齢ではありませんが、寝ぼけた頭を驚かすには十分だったようです。 このご時世、実際に何者かがいたとして、幽霊の方がよっぽどまし・・・・家族に簡単に殺される時代ですから、もし見ず知らずの誰かが佇んでいたら・・・