雨の森 雨の森の小径で鹿に出会いました。 一瞬逃げようとしましたが、こちらが動かないので、辺りの葉を食べては顔をあげて僕を見ています。 春鹿と違って、今頃は毛並みがつやを帯びて、雨をはじいていました。 そんな体力の充実がすぐには逃げ出さない余裕を与えているのでしょうか。 その目は、物言いたげにみえました。 ほんとうに「こんな雨の森に独りで来るなんて、さびしい人かも」なんて思っていたりして。