USMLE Step2 CSは興味のある方もいらっしゃるかなと思います。Step1に比べて受験者が少ないし、ネットでの情報も少ないなあと思います。
日本人での合格率は(周りの話を聞くと)比較的低いのではないかな、と思います。概ね半分くらいなのではないでしょうか?
自分の経験が役に立てばと思い、何回かに分けて書いてみようかなと思います。
最初に断言するのは「CSは情報戦だ。正しい対策法さえ知っていれば絶対大丈夫」ということです。
今回は概要について述べてみようと思います。
(1)CSってなに?
USMLE Step2 CS (clinical skill)では、SP(模擬患者)と実際に問診し、身体診察をしてカルテを記載します。
採点されるのは
①Communication and Interpersonal Skills (CIS)…患者さんとコミュニケーションをとり、ラポールを形成できるか
②Spoken English Proficiency (SEP)…理解できる英語を話せているか
③IntegratedClinical Encounter (ICE)…正確に情報をとり、それを正しく判断できるか
の3点となっております。
(2)どんな 能力が必要なの?
それぞれについて試験で具体的に要求されることを述べてみます。
予め断っておくと「正確な採点基準は誰も分からない」ということです。某大手予備校は様々な採点基準を自信満々に言いますが、なんの根拠もありません。ああやって自信満々に言われると(特に試験直前では)「この人に従えばいいんだ」と安心してしまいがちですが、気をつけましょう。
その中でも「恐らくこうだろう」とは予想つきますので述べてみます。
①Communication and Interpersonal Skills (CIS)
・部屋に入った時にしっかり挨拶できるか
当たり前と言えば当たり前ですよね。自分が病院行った時にいきなり「で、今日はどうしたの?」なんて言われるより、ちゃんと自己紹介した方が印象はいいですよね
・患者さんに共感を示す
ちょっと恥ずかしいですが、これはテストです。大袈裟なくらい共感を示しましょう。
例えば「お腹が痛い」という主訴であれば"Oh, I'm sorry to hear that. I'll do my best to help you."と言いましょう。
また試験本番でお腹を抱えてベッドにうずくまった模擬患者さんがいました。そういう時は"Can I do something?"などと一声かけるようにしてみました。「この痛みの原因を見つけて」となったので"OK, please give me several minutes. I'll do my best to help you."と繋げられます。
②Spoken English Proficiency (SEP)
SEPは必ずしもネイティブのような英語である必要はないようです。「理解可能であるかどうか、自信を持って話せるかどうか」が重要なようです。
なので帰国子女でもなんでもない自分でも、フレーズを準備することによってSEPは問題となりませんでした。
また会話をするには相手の話していることを理解しないといけませんが、LA会場のSPはそこまで話すのも速くなく、聞き取りも特に問題ありませんでした。
③IntegratedClinical Encounter (ICE)
日本人にとって鬼門になるのは(SEPではなく)ICEだと思います。
ICEでは「医学的情報を正確にとれるか、またそれをカルテという形で記載し、アセスメントできるか」だと思います。
僕が思うポイントは3つです。
・質問の型を決めておく
・カルテも型を決めておく
・タイピングを早くする
質問も型を作ってお作法通りに聞くことで、網羅的に問診ができます。
カルテに書かないと当然採点されません。正常所見のカルテ記載は書く内容を決めて、ひたすら練習するのが近道です。練習すればおのずとタイピングも速くなると思います。
では実際に試験はどのような感じか、次回に述べさせていただきます。