新しいA4を引き取るためにディーラーに行きました。
私は、(広義の意味での)デザインに関わるものとして
昔から興味をそそられていたのが、車のデザインです。
12年前、この車のデザインに惚れ込んで買ってしまったのは
B6と言われる第2世代アウディA4の日本発売間もない頃でした。
もともとドイツ車のブランド力の強さはデザイン力が
大きな役割を担っていると思っていましたが、
それを生活の一部に組み込んで体感したいと言う想いがありました。
優れたデザインは時代を超えてその価値を持ち続けると思っていましたので
その価値を買ったと思っています。
当時のA4は主張しない意味での「飽きないデザイン」と
よく言われますが、私は少し違うように思っています。
張り詰めたラインが絶妙なバランスで構成された緊張感あるフォルムは
ベーシックで一見主張しないデザインに見えますが、
バウハウスに始まる合理主義の流れを感じる
非常に完成度の高いスキのないデザインです。
12年経った今でもまったく古さを感じさせない美しさがあります。
リアデザインとリアから見たフロントへのサイドの曲面とラインは
理屈抜きにグットきます。
14日「ありがとう」の想いを込めて最後の洗車をしながら、
未だにそのボディラインの美しさに惚れ惚れさせられました。

2004年フロントグリルに大きく口を開けた
「シングルフレームグリル」と言われるデザインが
採用されたA6が発表された時は、おそらく
「エーこれホンマにカッコエエんかい?」と
デザインセンスを本気で疑った人も多かったと思いますが
2005年世界カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
「シングルフレームグリル」は日本が誇る
プロダクトデザイナー和田智氏のデザインである事は有名で、
その後のアウディデザインのコアとなっています。
A6のデザインを継承したA4(B7) wikipediaより
A4の前には初代日産セフィーロに約11年乗っていたのですが、
和田氏の日産在籍時のデザインと知り、何か縁を感じました。
初代セフィーロは3種のエンジン、
3種のサスペンションを自由に選択できる等、
発売当時はいろんな意味で斬新なデザイン、コンセプトでした。
印象的だったのは確か雫をイメージしたとパンフレットに記載があった
斬新なデザインのドアハンドル(鉄メッキ製)です。
セフィーロは予想ほど売れなかったのかマイナーチェンジの度に
デザインクオリティが崩れ悲しいカタチになってしまいました。
wikipediaより
現在のA4(B8)は少し丸いB7のデザインテイストから
シャープなラインでアグレッシブなデザインになりました。
トータルでは完成度は高いと思いますが、
少し格好良さのデザインに流されている部分があるのでは?
ま、これも、年月が経つとともに、
もっと気に入る(理解できる)ものと確信して
楽しみながら大切に乗って行きたいと思っています。
