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システム保守担当者の悲鳴

メインとして仕事として軽く見られがちな、システム保守(維持管理)について書くつもりです。
システム屋さんは開発だけが仕事じゃ無いんです。。。

過去にあった事例を紹介する。
システム保守作業がどんなものか感じてもらえたらよいかな。


ユーザから「ちょっとxxのデータを丸ごと提供してほしい」との要望があった。
このシステムは、xxのデータについて画面で1件ずつ表示することができるが
一覧形式で表示したり、一括ダウンロードする機能は存在していなかった。

この要望については、俺じゃない担当者が直接電話で受けた。
その担当者は、俺にxxデータを抽出してユーザに渡すように依頼してきた。
(結構前はデータの取り扱いについて、ゆるかったんです。。。)

その依頼を受けた俺は、疑問がたくさん出てきた。
システムから抽出して出すのは簡単だが
・テーブルを複数結合して画面に表示しているデータなので、そのまま抽出してもデータの羅列でしかない。
そんなものを渡してもユーザは困るだけだろう。
・なんの目的でデータ提供の依頼をしてきているのか?
・などなど

そのため、その担当者にデータを渡してもユーザは使うことができないことを説明した。
ところがその担当者から返ってきた言葉は「ユーザの依頼してきたことだから、抽出して渡しなさい」だった。
その担当者の理解不足もあり、そのまま依頼してきたようであった。
そのため、xxデータを一部抽出して、その担当者に見せたところ、理解してもらうことでき
ユーザへ目的の確認を行うこととなった。

その後、以下のことをシステム保守作業として行った。
・ユーザに、目的にあった形態にテーブルを結合して作成したデータを提供した。
・ユーザに、画面から今回と同様に加工したデータを一括ダウンロードできる機能拡張を提案した。


どうだろうか?
ユーザの目的を聞かずに、言われたことだけやっていたら
ユーザは、目的のデータを手に入れることが出来ず、再度、システム保守担当へ追加で作業依頼をすることになっていた。
(ユーザが本当に行いたかったことに着手するまで余計に時間がかかってしまっていた)
システム保守担当者は、データ抽出作業・提供を複数回行うことになっていた。

ユーザもシステム保守担当者も面倒な作業が増えていたよね。


システム保守では、ユーザの目的を理解して、ユーザの作業が効果的に行えることを
考え、対応・提案してきくことが求められるんです。

※今回、例とした事例は規制がゆるかったときにあったものを書きました。
 システム保守作業の範囲とか、データの取り扱いとかは、目をつぶってくださいね。