パートナーが飼っているフレンチブルドッグのGrisuは、目が出ている特徴的な顔つきなので、角膜炎に何度もかかっています。
アレルギー体質で、気道が短くて狭いという特徴も持っており、いびきをよくかいて寝ています。
私は普段は彼らと一緒に住んではいませんが、家族の一員である彼が病気になると、心配でなりません。
そもそもフレブルは、人間が手を加えて作り出した種で、それゆえ、さまざまな健康上のトラブルを引き起こしやすいのだそうで、そういったことも承知の上で、フレブルオーナーは飼っています。
けれども、人間のエゴでフレブル達は病気がちな人生を強いられているというとらえ方もできるわけで、イギリスでは法律で繁殖禁止となったといった話も耳にしました。
犬との生活は未就学児を養育しているようなものです。
病院へ連れて行かねばならないような状況になれば、仕事も休まなければならないこともあります。
年をとれば、高齢の親のように介護も必要になります。
時には、楽しみにしていた旅行も中止せざるを得ない状況にも陥ることもあるでしょう。
そしていつかは死別という悲しい日が訪れるのだという不安にも苛まれるようになります。
今回Grisuはエリザスカラーをつけていなければいけないので、自分一人では食事や飲水もできません。
最もかわいそうなのは、角膜炎を患い、視力の低下や失明の恐れもあるGrisu自身ですが、日々彼と向き合っている飼い主の精神的ストレスも相当なもののようです。
ケアができるのは自分自身のみだから、という強い責任感と、自分自身の日常生活の自由が侵されているという現実とのはざまで、苦しんでいるようです。
そんなときにまず必要なのは、その苦痛を誰かと共有することです。
彼には離れて住む家族たちにも、状況を話すように勧めました。
獣医さんはもちろん、家族や、同じ悩みを持つ仲間に苦痛を吐露することを躊躇してはいけません。
自分一人でどうにかしよう、他人の世話にはなりたくない、などと思うのは危険で、良いケアができなくなることもあります。
