焦らず、諦めず *くも膜下出血・高次脳機能障害の夫との記録* -6ページ目

焦らず、諦めず *くも膜下出血・高次脳機能障害の夫との記録*

夫がくも膜下出血で倒れました。
まだ40代。私は30代。
子どもは高校受験、中学進学間近。
グレード5でしたが、意識レベル300でしたが、
生きてます。
高次脳機能障害、右同名半盲という大きな障害が残りました。
焦らず、けれど諦めず。
ゆっくりと、少しずつ。

今日は、母の命日です。

5年前に、たまたま受けた健康診断で直腸からの潜血便かあり、あれよあれよという間に大腸ガンステージ3の診断が下り、手術を受け、抗がん剤を頑張り、不仲だった父と別居をし、最期は病院のベッドの上で亡くなりました。
母が亡くなる1週間前、弟からあと1週間だと先生に言われたと連絡がありました。
職場の人たちに「気にしないで行きなさい!」と言われ、夫にも「最期の親孝行だから」と送り出され、1週間を母と過ごし、臨終にも立ち会うことができました。
葬儀は弟が喪主、私と夫と娘と息子の5人だけで密葬するつもりだったのですが、母の友達が大勢駆けつけ、そこかしこからすすり泣きの聞こえる葬儀になりました。

母が72歳で亡くなったのは、運命。
「なんでこんな目に合うんだろう」と母は言ってました。
父を早くに亡くし、母子家庭で育った母。
37歳まで働いて祖母を支え、嫁いだ先で夫に罵られ、高齢出産で産んだ2人の子(私と弟)は父から「俺の子じゃない」と身に覚えのないイチャモンをつけられ、70歳まで家業を手伝い、「離縁はしないが出て行け」と言われて実家に戻り、数ヶ月後に癌で亡くなる。
母は、幸せだったのか。
亡くなって数年が経つけれど、未だに私の夢枕に立ってくれない母。
もう解放してくれ!と夢枕に立たないのかも。