主人は3階の職員室で倒れていたところを、発見されました。意識がなくなる直前に、頭が痛いと内線を通じて連絡し、そのまま意識を失ったようです。幸いすぐ近くに消防署があるので、救急車はすぐに駆けつけてくれて、この病院に搬送されました。
しばらくそこで待っていると、主治医より説明がありました。主治医の先生から受けた説明は次の通り。
主人が今回倒れた原因は脳動静脈瘻。
先天性か後天性かは今判断はつかないけれど、脳動静脈奇形の一種。
血液は心臓→動脈→細胞→静脈→心臓と巡っていますが、主人の場合は、脳の血管の一部に細胞を介さず動脈と静脈が直接繋がっているところがあり、そこから今回出血が起こっています。
診断名はくも膜下出血。
グレードは5。
運ばれた時には瞳孔が散大しており、息も絶え絶えでした。幸い脳圧を下げる薬が効いて、瞳孔は元に戻ったので、今から緊急開頭手術を行うとのこと。
ただ、この手術は生きるか死ぬか、わかりません。
もし、手術の途中で出血が再度起こった場合、
手術は途中でやめて、そのまま閉じて戻ることもあります。もし、手術が無事終わっても、明日の検査までは結果はわかりません。もし、検査結果が良かったとしても、目が醒めるかどうかはわかりません。それでも手術をしないと確実に死にます。
「手術に同意していただけますか?」
はい、と頷く以外、何が出来るのでしょうか?
説明を聞いている間は、あまりのショックに涙も出ていませんでしたが、はい、と頷いた後涙が止まらなくなりました。
その後はバタバタと事務的な作業をして、主人の両親に連絡し、家族と合流することに。朝の連絡で心配をかけていた私のパート先のSさんが、母と息子を病院まで送り届けてくれました。
手術が始まったのが確か11時ごろ。
手術が無事に終わったとの連絡があったのが21時ごろ。
主人と面会できたのは22時回った頃だったと思います。
人工呼吸器だけど、生きている。
「頑張って!頑張ってこっちに戻ってきて!」
顔を触りながら話しかけて、私たちは家に帰ることにしました。