今、東京春祭主催の、N響、シェーンベルク作曲「グレの歌」のリハーサルをしています。指揮はマレク・ヤノフスキー氏。N響を叱ってくれる最後の指揮者です。御歳87歳。

ヤノフスキー氏、「グレの歌」を振るのは初めてだと小耳にはさみました。初めての事をするのは歳を重ねるごとに難しくなると思いますが、あんなに長くて絶え間なくテンポが変わる曲を、あのお歳で、よく振れるなあと驚いてしまいます。テンポが絶え間なく変わるという点で似ているのがストラヴィンスキー「春の祭典」。同じジェネレーションのシャルル・デュトワは、お得意の「春の祭典」を、大変だから、もう振らないとおっしゃっているのですよ。

それなのにヤノフスキー氏は87歳で、こんな事を初めてやられるとは!普通は、やらないですよね。

きっと、数々の素晴らしい仕事をされてきたマエストロ・ヤノフスキーでも、最高に頑張っていらっしゃるのでしょう。

何もおっしゃらなくても、その姿を見ているだけで、じーんとしてしまいます。

マエストロ・ヤノフスキーが春祭に出演するのは、今回で最後らしいです。東京春祭では大曲を振られるのが常でしたからね。たくさんワーグナーのオペラをご一緒してきたので、とても残念ですが、お歳のことを考えると、もう大曲は、お休み下さいと申し上げたくもなります。


マエストロ・ヤノフスキー、リハーサルの時は、とても厳しいですが、お話しすると飾らなくて優しい方なのですよ。

昨日もリハーサルの休憩時間に僕が練習していたら、こちらにいらして、カルテットの仲間は元気か?Mr.山口、トビandウネ!と名前まで出されて聞かれました。

みんな元気です!丁度、昨晩、あなたと我々のカルテットとの思い出を、東京春祭のホームページに載せたのですよ、と申し上げました。僕がHomepageと言ったら怪訝なお顔をされていましたが、Websiteと言わなければならなかったのですね。

それが下のリンクからご覧になれます。字数制限があって短めですが。

https://www.tokyo-harusai.com/2026_marek-janowski/