先日は指揮者ブロムシュテットのテレビ放送を観ていたら、ついつい興奮してしまい「奥出雲・後編」をすっ飛ばして別のブログを書いてしまいました。

さて話しは奥出雲に戻りますが、今回のトピックスは『稲田姫』です。
スサノオがヤマタノオロチから救って妻としたクシナダヒメの別名は、イナダ姫なのですね。インターネット上ではクシナダヒメなのに、奥出雲ではイナダ姫の方を、よく耳にしました。



作物が豊か、心も豊か。
奥出雲ののびのびとした風景の中に『稲田神社』はあります。

綺麗なお社が林の奥に見えてきました。

よく見ると『姫』の紋章があります。

この前に立つと、なんとも言えない心地よい風が吹き抜けていくんですよ。ふんわりした気分になってしまい、これは、ひょっとするとイナダ姫の風なのではと感じます。ここにご案内下さった館長さんも、神様がいらっしゃると風が吹くんですよ、と気持ち良さそうにされています。

神話のストーリーにばかり目が奪われて、イナダ姫ご本人が、どんな人だったのか考えた事もありませんでしたが、今、素敵な風に包まれていると、イナダ姫は相当優しい方だったのではないかと、そのお人柄に想いを馳せたりしてしまいます・・・



おい!おい!随分長い事、ぼーっとしているけど大丈夫??
あっ、はいはい、お空にいるイナダ姫様と交信していたんですよ。

さて、そろそろ行きましょうか!と、僕は皆よりひと足先に林の中を歩き出しました。しばらく進むと、傍らでカサっと微かな音がしたので、何気なく、その方へ目をやると、今まで見た事もないほど綺麗なシマヘビが逃げもせず、じっとしているではありませんか!品があって優しい顔をしています。蛇の事、綺麗で可愛いだなんて思ったの初めてです・・

あなたは、もしかしてイナダ姫?

お姿を現されたのですね!

まもなく皆さんがガヤガヤと追いついて来ます。どうしよう?
デリケートで神秘的な出逢いなのに、蛇だ!と声を上げて良いものでしょうか。

結局、すごく綺麗な蛇がいますよお。イナダ姫のお使いですかね?と、ギャーっと驚かれないよう、気を付けて皆さんにお知らせしました。
すると蛇は、しばらくは逃げもせず皆さんの前にも留まっていたのですが、そのうちゆっくりと藪の中に去って行きました。


ああ、もし誰も来なかったら・・・


奥出雲多根自然博物館館長、宇田川さんのガイドには、物語りがあります。
稲田神社でのお参りの後、この近くに、ちょっとイナダ姫の〇△☆✕があるんですと、煙に巻かれて連れて来て頂いた場所が、ここ、イナダ姫が産まれたという場所です。

段々畑に囲まれ、優しい雰囲気に包まれた『稲田姫  産湯の池』



(敷地内から鳥居の外を望む)

ここでも我々の訪問を歓迎するかのように、気持ちの良い風が吹き抜けていました。

さらにここでは、落ち葉も空からじゃんじゃん降ってきて、ああ、イナダ姫が喜ばれている!と感じました。



コンサートでお世話になったスタッフの皆様、そして館長・宇田川さん、どうもありがとうございました!!奥出雲は、生涯大事にしていきたい土地となりました。

(館長、写真となると笑わないですねえ。そこが、また良いところですが。)