今回の水害、ニュースで見ているとあまりに凄まじい被害で、いたたまれない気持ちになります。


前号でご紹介した僕の岡山閉じ込められ生活ですが、いよいよ新幹線が動かないとヤバイぞ、というギリギリのタイミングで運転が再開。なんとかN響大分公演に間に合うよう着くことが出来ました。


N響のゲネプロは13:30からなのですが、3時間の余裕をもって到着!


そして演奏会は無事に終わり、
翌日は大分→宮崎の移動日です。

今までは、単に遠いなあと思っていた、この都市間の移動ですが、今回は様子が違いまして、とてもワクワクする事があるのです。

僕のような、「神」ファンの初心者には、勿体ないようなありがたき場所、



                その名も

      高千穂!

神々が地上に降りたもう土地です!!

 


神々に失礼がないよう岡山のデパートで買った、おろしたての下着を身に付け、身も心も浄めて、1人レンタカーで出発!
独りだと感性が鋭くなって、神々と交信出来るかもしれません。



井上陽水の「少年時代」を彷彿させるような景色にじーんとしたり


ありがたき「高千穂」という看板に胸を高まらせたり


神様が置かれたのかな?葉っぱの道しるべに感動したりしながら


遂に着きました!


高千穂峡         真名井の滝


素晴らしい!
 
が、豪雨直後なので水が濁っていて、コバルトブルーの水は拝めず。(5枚前の写真参照)そして、湿気と暑さにやられ、ぐったり気味の僕に神々からの交信はありませんでした。

続いて訪れたのは天岩戸神社。ここには日本の神話の原点とも言うべきアマテラスが籠られた洞窟と、そんなアマテラスに出て来て頂こうと神々が会議を開いた河原があるそうです。
なんだか雰囲気があり、期待に胸が高まります。
アマテラスが籠られたいう天の岩戸には、神職が案内して下さるというので、待っていると若い神職の方がやって来ました。

社のわきの方に南京錠の掛かった木の門があり、神職は物々しく開けると我々に告げました。
ここからは神域になりますので・・(撮影禁止)

神域!そして撮影禁止!身が引き締まります。
そして肝心の天の岩戸ですが、川を挟んだ対岸の崖下にあるらしいのです。
木が生い茂ってるし、超神域なため何千年と誰も近付けないので、今はどんな状態なのかわからないそうです。

「ではお参りをどうぞ」
と言われて、少し遠いですが対岸から、うやうやしく拝みました。


その後は、いよいよ八百万の神々が会議を開いた河原、天安河原です。


ここは、なかなか幻想的な雰囲気で、しばし空想の世界に浸る事が出来ました。

河原から戻る時は登り坂を結構な距離、汗だくになりながら歩くのですが、上がり切った所に、なぜか丁度良くお洒落なソフトクリーム屋があります。
高温多湿と坂道を登ってきた疲れで、殆どの人は、このソフトクリームの誘惑に堕ちるのではないでしょうか。まさか先程の河原の神様と、永遠にソフトクリームが売れ続けるシステムを構築しているんじゃないでしょうね。

しかし、僕は、あえてそこに入らず、隣の地味~なお店のほうに入り、カレーを注文しました。サッカーでも、そうなのですが弱そうな方を応援したくなるものです。

卓上のポットから自分で注いだ麦茶を飲みながら待っていると、品の良い親切なお婆さんが、冷たくないでしょ、氷でも入れて下さいと、氷を持って来て下さいました。


この氷を任意でボチャンと入れれば、好みの冷たさに出来るという訳ですが、このような形式は初めてです。
お婆さんのお気持ちがダイレクトに僕の心に響きました。

そして「岩戸カレー」が出てきましたよ。

普通のカレーと、どこが違うのかわかりませんが、もう良いのです。
お婆さんのお人柄で、いつのまにか、なんでも許せる、優しい心になっていました。

そして、これ!
この盛り付け方、泣けます。

カレーを頂きながら、店の入り口に目をやると、このほのぼのとした光景。

実は、この後、たまらず僕も隣の店のソフトクリームを食べてしまったのですが、帰りがけに、またこの店の前を通ると、お婆さんがニコニコと品の良い会釈をして下さいました。



あ~、今思えば、あのお婆さん、神様だったのかもしれません。