妖怪指揮者ことエッシェンバッハが、日に日にパワーアップしてきています。
今から思えば、リハーサル初日は、旅の疲れでもおありだったのでしょう。妖艶な空気を振り撒く、ただ者でないお爺さんという程度の認識だったのが、そのただ者でない感が、1晩、2晩と、どうやら睡眠中に増殖するようで、今朝、現れた時には、もはや我々の手に負えない凄い妖怪人間となってしまいました。
リハーサル中、ことある毎に我々に向かって放射される、内容の濃い音楽を、オーケストラとしては、本来その場で、瞬時に消化しなければならないのに、内容の濃さ故に消化時間が足りず、やや押され気味という状態になってきています。
それというのも、元気になったお爺さんの人を退屈させない凄い不規則性にも原因があるのかもしれません。例えるなら「明治維新の立役者を5名、3秒で答えよ」「105274÷17を1秒で答えよ」「シャガールとゴッホの年齢差を1秒で答えよ」等と、予測不可能なジャンルの難問が短時間で次々と飛んで来るようなものでしょうか。(ちょっと違うかな?)

あとそのお洋服ですが、2日目は素敵な紺色のブラウスじゃなかったシャツの襟を立てて、中には金色のネックレス。おお!と思いましたが、本日3日目も同じ格好で登場。これはお洒落一辺倒ではない仕事人の1面もあるのかも、意外と今日はギュウギュウ絞られるかと、気を引き締めた次第でした。

はてさて妖怪の増殖は、月が出ていなくても今夜も進行しているのでしょうか?それとも、もうこの辺で止まりか?
我々も、太刀打ち出来るようエネルギーを溜めて立ち向かわなくては!

明日の本番、両者ぶつかり合って凄いものになりそうな予感がします。

(マエストロのお衣装も楽しみです)