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Acqua Fragile

愛と勇気とさかなが友だちです。イタリアのプログレではありません。

朝9時、いつもどおりタイマーで
自宅の水槽6本の照明が一斉にONになりましたが、
侘び草水槽のLEDが1個チカチカ点滅しているのを発見。

AQUTE クリスタルビームW-60、前にも何度か書いた けど
けっこうお気に入りの器具 でした。
同じのを3本載せているうちの1本、そのLED1個が点滅。
チカチカして、イラっとくる。

長寿命が売りのLEDなのに使用開始からまだ2ヶ月余りで
こういうことが発生するとは。

3本中1本、確率として1/3が不良品ということでした(当家比)。
まだ保証期間中だけど
電話して交換だか修理だかに出すのがめんどくさい。
あーめんどくさい。

たまたまハズレを引いたのか、
それともLED照明はまだまだ
製品として完成されていないのかなとも思います。

びっくりした。こっそり大笑いした。
先日、ある男性メイクアップアーティストに
お会いしたのですが、とっても細くて背が高くて、
メガネで、洋服が個性的で(超オシャレさん)
長い髪を頭のてっぺんでしばりあげている方で、
そんなたたずまいのすべてがONE PIECEに出てくる
ミスター3の特長に符号。
これはもう意識しているとしか思えない。
でも、その姿には
コスプレのような虚構感を感じなかった。
むしろこの人をモデルにして作られたキャラクタが
ミスター3といっても不思議じゃないほど。
「似ている」と感じたのは私だけ?と思っていたら、
他の人もそう思ったみたい。

そして昨日、またお会いする機会があった。
今回も、そのミスター3は信じられないくらいに
センスがよく、
オシャレでチャーミングな格好をしていて
しかも喋ったら、とても感じのいい人だった。
誠実で仕事熱心な印象を受けた。
語尾に「ガネ」はついていなかった。

事務所の人がおそるおそる、
「ミスター3に似てるって言われません?」
と聞いたら、「誰?ああナントカっていうマンガの?
時々言われますが読んだことないんです」とのこと。
そうか。でも偶然にしては似すぎている・・・・

ご本人いわく、以前パーティに行くのに、
ちょっと凝って頭頂部で縛った髪をスプレーで固めて
出かけたら、その場にいた全員に
ミスター3と言われたそうです。

全員に言われたのに、
本人は未だにそのキャラもマンガも知らないっていうのが、
なんというか、ほのぼのというか、
味わい深いものがある。

そんなミスター3がつくるメイクは、
とっても面白かった。
エアブラシでつくられた非常に凝ったメイクは、
まるで尾形光琳みたいだった。アートやなぁ。
芸術の秋。

メイクつながりでもう一つ。
先日、クライアント先でとある美容ジャーナリストさんの
取材があり、私は横でインタビューを聞いていたのですが、
その方が「ファンデーション選びって、恋人選びと同じなのよ、
肌が合うっていうのが大事」てなことを口にされ、
ああうまいことおっしゃるなぁと感心したので
これはメモっておこうと。
で、「ファンデは恋人」とメモった瞬間、
不意に「ボールは友達」が連想されてしまって
その後はもうずっと私の脳内フィールドをキャプテン翼が
ボールを追いかける姿が延々と再生され続け、
笑いを堪えるのに難儀した。

今日、書きたかったことを要約すると、
ようするに問題の根本は、
出会う人、耳にする事、どんなこともことあるごとに、
自動的にマンガ作品に紐付けしてしまう
私の困った脳みそ、痛い脳みそを
どうしたらいいんだ!自分がきもい!ってこと。

今朝、侘び草LED水槽(沼)に新たな開花を発見しました。

8月23日に沈めて以降、
ノートリミングで放置し続けそろそろ2ヶ月。
いくつかの草は、水面越えして成長していますが、
バコパが咲きました。咲きましたー!



Acqua Fragile


こんなに可憐なラベンダー色の花。
ほんとかわいいです。直径2センチ弱、柔らかい花びら。
LED照明を1本どけて、上から撮りました。
トリミングしないで正解でしたネ。


水面から上を目指し、がんばって背のびして、
LED照明に小さな顔をぴったり
くっつけるようにして咲いていました。

  Acqua Fragile


「私(バコパ)が今いるこの水槽は、
どこともつながらずに閉じていて、狭いけど、暗いけど、
いまこの環境の中で得られる光を最大限に求めて
生きているのだよ!」などと。

そんなふうにも感じることができます。
やや無理矢理の感情移入ですけど。

Acqua Fragile

そしてLED照明というのは、結構すごいかもしれません。
ハイテク農業ではカイワレやリーフレタスなどの
水耕栽培にLED照明が使用されているみたいだけど、
植物の成長促進力は確かにあるんだろうな。
こんな野の草、水辺の草を咲かせるだけの
エネルギーを与えたんだから。


しかし、侘び草はいろんなものが生えていて
いろんなものが勝手に咲くのが面白いです。
先日のエキノドルスの開花もそうでしたが
こういう闇鍋的な水草育成も
サプライズがあって面白いなー。

  Acqua Fragile




実は・・・

照明をどけて写真を撮ろうとしたら、

ほんのりと、アレのニオイ・・・・

いやな予感・・・・・

滅びの気配・・・・・

この水槽に、はやくも藍藻が来たようです。

小さな幸せのあとの絶望は、よりダメージ大きい。







大美賀隆さんの本
「ベタ&グーラミィ ラビリンスフィッシュ飼育図鑑」を
先週買いまして、以来ずっと読み続けています。

写真も満載、基本もバッチリ、
情報充実のとても良い本だと思います。

だからベッドで、キッチンで、トイレで、
電車の中、バスの中、ランチの蕎麦やでも。
土日もずっと、何度もしつこく読んでいます。
事務所の人から「その本また見てるの?」と笑われ、
「ええー。まだ見てるの?」と引かれています。

Acqua Fragile
特に死ぬほど読んで(見て)いるのは、
マクロポドゥス亜科とスパエリクティス属という
舌かみそうなページで、つまりリコリスグラミーと
チョコレートグラミーのページですが
まったく飽きません。見るほどに魅惑されます。
あまりにも激しく見つめ続けているので
だんだん印刷が色褪せてきました。というのはウソです。
マルプルッタ属というのもこの本で初めて知ったのと
あまりの魅惑的な姿で1日4回はページを開いています。
これはホントです。


あー飼ってみたーい


リコリスもチョコグラも憧れなんだけど
死なせそうで怖くて手が出せず、今日に至ります。
本を見るだけで満足しておけばいいのだろうけど。


飼ってみたーい 自分の水槽で泳いで欲しーい!


そういえば去年、カエル飼ったことがないのに
松園純さんの「爬虫・両生類ビジュアルガイド ヤドクガエル」という
一冊に惚れ込んで、今回のグラミーの本と同じく
とことん読み込みました。

この本がまたあまりに内容が濃く写真も素晴らしいので、
自宅用と仕事場用の2冊を買い、飽きず読み耽りました。

そして私は脳内に水槽をセットしたのです。
熱帯植物を植え、餌用のハエを飼い、そしてカエルを放ち、
毎日2回ミスティングをしていました。すべて脳内で。
あの頃は毎日が楽しかった・・・・
私が飼っていたのはバリアビリスと、
イチゴヤドクと、コバルトヤドクです。脳内で。
ホントにキレイだったなー!脳内で。
ミスティングすると
いつも小さなビバリウムに虹がかかったものでした。脳内で。

そんなこんなで、リコリスやチョコグラも
脳内ブラックウォーターで飼っておくのが
魚にとっても、私にとっても幸せなのかなとも思うんですけど。

うーん、飼いたいなぁ。



ところで、グラミーの本もヤドクの本もですが、
図鑑的・飼育書・資料的な本編とは別にある
ちょっとしたコラムを読むのが結構好きです。
著者の人となりがほんのり伝わってくる感じがして。
大美賀さんも松園さんもロマンチストなんだろうなぁ
と勝手に思ってしまいます。

パウダリーなラメ青から、
濃紺の暗いぼんやりとした光になって
45センチ水槽で
ひっそり静かに衰えていたアクセルロディ。

とうとう今朝は姿が見えず
もうどこを探しても見つからなくなってしまいました。

クリプトの森を眺めすかしても
砂利のスキマにも、骨もかけらも見つからないのは
恐らくゆうべのうちに落ちて
エビやらボディアやら貝やらが
食べつくしてしまったのかなと思います。

水槽は何事もなくいつもどおりに
さかなが泳いで水がゆれて水草がほんのりコケて
そこには昨日よりもアクセルが1匹少ないんだけど
閉じた水槽の世界の中で
食物連鎖やらバクテリア分解やら
いろんな循環の輪の中に見えなくなっただけで
いないけどいる、いるけどいない、
といった感じになっていて、ええっとええっと。

そういうことをじっと考えていると
この閉じた世界に、水替えと餌やりで外部から介入する
私というものもまたこの連環に参加しているような
気になりますが、実際のところ
水槽のなかのあらゆるものにアクセルは遍在しているのだけど
私の中にアクセルは分子たりとも存在していなくて
あるのは、心に濃紺の美しい残像のみ・・・
などど!魚が死ぬたびに、詩人になってしまうけど!


アクセル、こんどは故郷の川に生まれ変わるといいね。