パウダリーなラメ青から、
濃紺の暗いぼんやりとした光になって
45センチ水槽で
ひっそり静かに衰えていたアクセルロディ。
とうとう今朝は姿が見えず
もうどこを探しても見つからなくなってしまいました。
クリプトの森を眺めすかしても
砂利のスキマにも、骨もかけらも見つからないのは
恐らくゆうべのうちに落ちて
エビやらボディアやら貝やらが
食べつくしてしまったのかなと思います。
水槽は何事もなくいつもどおりに
さかなが泳いで水がゆれて水草がほんのりコケて
そこには昨日よりもアクセルが1匹少ないんだけど
閉じた水槽の世界の中で
食物連鎖やらバクテリア分解やら
いろんな循環の輪の中に見えなくなっただけで
いないけどいる、いるけどいない、
といった感じになっていて、ええっとええっと。
そういうことをじっと考えていると
この閉じた世界に、水替えと餌やりで外部から介入する
私というものもまたこの連環に参加しているような
気になりますが、実際のところ
水槽のなかのあらゆるものにアクセルは遍在しているのだけど
私の中にアクセルは分子たりとも存在していなくて
あるのは、心に濃紺の美しい残像のみ・・・
などど!魚が死ぬたびに、詩人になってしまうけど!
アクセル、こんどは故郷の川に生まれ変わるといいね。