今週いっぱいで長く働いてきたスタッフの一人が辞めることになりました
既存の方には迷惑がかからないよう対処していきますのでご心配なく
個人としては仕事に哲学を持っているものの、しっかりと哲学を伝えたり、なぜそのこだわりをもっているかを日々語らなかったことや、一緒にいたらやっていることの凄さが伝わるだろうという甘さが原因かもしれない
世界的な偉業をなす、
その一角を担えているということ、
そして、偶然ではなく再現性を持った科学として後世に存在させ続ける主役級の魅力的な仕事のはず
というのはあくまで経営目線でしかなく、
"個人のラクして生きたい"が勝ってしまう程度のことになっていた
そして偉業そのものができないと思われているかもしれない程度のものであるということに恥ずかしさを感じました
これを糧にまた成長していきます
来ている顧客、どのスタッフよりも
自分こそがこの世界的な偉業の意味、重要さ、そして投げ出してはいけない大切なものであるということを理解していて、周りに行くほどそれは薄まる、ということも知っています
自分の濃さをあげて、結果として外部にもそれが少しながら伝わることが大事
これをやり続けるしかない
外部へ薄まらないように伝えるためには
そのうち出版やメディア関係も検討していく必要があるのかもしれない
"みんな目立ちたがりだなぁ、自分はごめんだ"
"マーケティング的にそこまで有利になるわけでもない"
と知って今ではないと思っていたが、
内部組織のインターナルマーケティング、ブランディングや外部に薄めないで伝えるツールとして活用するのもありなのかもな、と思いました
ちなみにうちのこだわりとしては
究極の医療を提供するする
これは属人的なものではなく、
再現性のある科学でしっかりと仮説を元に論理が説明できるものでなければならない
西洋医学ではなく、代替医療ではあるものの、西洋医学という多科の側面でもっとも優秀かつ有益な医療技術、知識を活用した上で満たすことのできない領域で、不治の病と呼ばれる類のものを専門としていく
ということにこだわりを持ち続けています
哲学は大事
これは書籍や株式投資を通じても痛感していて、そのこだわりをもつ企業はかっこいいし、すごい
そしてそんな企業は成長する、ということ
我々もそうなります
参考がてら、哲学をこだわりをもつ企業たちをいくつか紹介します
例えば
超絶有名企業
マクドナルド
マクドナルドは
どの店舗に行っても
どのアルバイトが調理しても
同じ味が出てくる
そして低価格で提供する
教育コストのカット
使い捨てのゴミ処理費用<食器、洗剤の費用保管スペース、管理費、オペレーションコスト
と判断して使い捨てを採用
立地さえよければ集客で困らないとして出店するまでは徹底的にリサーチして選び抜いた出店
ポテトなども大規模農園から契約した特定品種のじゃがいもを大量購入、工場で加工、各店舗に出荷
とにかく効率化効率化を推し進めることにより、低価格で品質た担保して提供している
想定外だったのが、教育コストをカットするための簡素化、マニュアル化、非属人化をしましたが結果として"誰でもできる仕事"となり自己重要感がなくなり、離職率が高いことは課題
ただ、こだわりにより安価な安定的なサービスを提供し続けています
他にも自分が好きな鳥貴族
これは、企業名は
エターナルホスピタリティ
という会社
ちょっと中学生に刺さりそうな社名ではあるものの、魅力的な会社です(今は株価下がっていて仕込みどき、かも)
鳥貴族は地産地消を掲げていて、日本国内にとって存在することが経済的にメリットであるだけでなく、
"徹底的な顧客目線を外さない"
ということもとてもすごいこと
例えば、全国チェーンともなると焼き鳥なんかは
まとめて工場加工・冷凍して店舗で解凍・調理、提供
が人件費も削減できて簡単
しかし、顧客目線からすると"おいしさ"、が犠牲になります
鳥貴族はおいしさ追求のため、わざわざ各店舗で串打ちをして提供しかも国産の鳥100%
(よくある安い大衆焼き鳥屋のブラジル産使用とは異なります)
そのためおいしいんです
タレに関してもこだわり、手間をかけてコストカットできるところであるがコストカットしない
顧客のコストカットのため"お通し"というあまり納得のいかないテーブルチャージをしない
というこだわりもあります
これは通常無条件で売上が上がるので店舗側からするととても魅力的なもの(新宿のぼったくり客引きだと、お通し800円、サービス料20%、消費税などで1杯のドリンクとあてでしけたポップコーンが出てきただけで二人で20分5000円以上取られたことあるのでご注意を)
また安価で提供するためにやっていることが家賃の削減
そのため、1階の路面店の鳥貴族というのはほぼ存在しないです
1階の路面店というのは基本的に1階であるだけで、集客効果があるため駅近だと家賃が2倍から3倍程度します(駅近でない商店街は1.1-1.5倍くらい)
そのため2階より上、もしくは地下階という割安の家賃のところにそしてターミナル駅に3-4店舗と集中出店したりします
顧客が食い合わない程度に集中出店することで認知度を一気にあげて、広告認知拡大効果を出しながらも、品質と価格でリピーターを増産するビジネスモデル
広告宣伝費や家賃という固定費を下げることで、原価や人件費を上げても利益を出せるというモデルです(また焼き鳥はおいしいのに利益率高め)
ビジネス戦略が美しいです
他にも
丸亀製麺
企業名としてはトリドール
鶏肉を連想しそうですがうどんです
丸亀製麺は丸亀市は関係のない企業が行なっています
うどんという
小麦粉だけでつくるシンプルなもの
工場で製麺されたものを使うととても安価な初期費用も抑えて出店できる業態ですがあえて、
店舗に製麺機を設置
店舗を製麺工場にして出来立てを茹でたてにして食べられる
という非効率性でビジネスをしています
その非効率さゆえに
- 初期費用の回収期間が長い
- 店舗拡大の予算的、物理的制約等で拡大が容易でない
などレバレッジがききづらく、製麺工場の側面だけを切り落とした類似企業の躍進であまり事業としての伸びは微妙だったというビジネスモデルの組み方の甘さがあり、伸び悩んでましたが、
利用者からすると嬉しいこだわりです
それが評価され、され続けリピーターを生み続けることにより、大化けせずとも生き残る
ということができる企業であると思っています
他にも面白いものとしては
ルノアール
少し高級路線っぽいがせいぜい1000円しない程度の長居し放題のいつ行ってもガラガラのカフェ
潰れないでいつ行っても長居できる理由は"建て替えがされそうな古い物件のみをターゲットに出店"という戦略のおかげ
古いということで賃料が抑えられていて、さらに建て替えが決まって追い出されることになると立ち退き料として大きな金額が入り、それが収益として定期的に入ることがコーヒーを売るより儲かります
他にも貸し会議室などを単価高めに提供することで、コーヒー以上の利益率を出していたりします
他にも海外はお金儲けを念頭において、
フライドチキンのレシピ対象で1チキンあたり何セントをもらうことでフランチャイズを成功させたケンタッキーフライドチキンや
残酷なまでにライバルを淘汰して生活圏から抜け出せなくするウォルマート、
倉庫に客を連れて行き自ら購入してもらう仕組みをメンバーシップという課金制で重複して利益をとるcostco、
"おいしいコーヒー"ではなく、"快適な空間"で勝負をするスターバックス(最近は苦戦中)
など、うまくいくには理由があります
我々も正しくこだわり、
その哲学に利用者からスタッフまで浸透し、
評価される事業体でありたいと思います
日々学び成長していきます