体脂肪は大きく分けて「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の2種類あるんですがご存知でしょうか?
ま、どちらも聞いた事くらいは有るかと思います。
では、「内臓脂肪」と「皮下脂肪」はどのように違うのでしょうか?
≪内臓脂肪とは≫
腹部を中心に、臓器のまわりにつく脂肪のこと。
血圧、糖尿病などの生活習慣病となるのが、この内臓脂肪です。
短期間で蓄積されますが、落としやすいという特徴があります。
(男性に多い)
≪皮下脂肪とは≫
皮膚の下につく脂肪のこと。下腹部やお尻・太もも・二の腕につきやすい、皮膚の下のつまめる脂肪です。
少しずつ蓄積され、体温の維持や、内臓や骨を保護する働きがあるため、落としにくいという特徴があります。
(女性に多い)
どちらの体脂肪も気になりますが、今回は、気になるポッコリお腹の原因の素である“内臓脂肪”について解説していきますね。
ポッコリお腹は“皮下脂肪”にも関係してます。
ポッコリお腹が気になると言うご相談を山ほど受けてきましたので、そういった方のお役に立てれば幸いです。
【内臓脂肪がたまる原因】
●摂取エネルギーの摂り過ぎ。
米・めん・パン・果物などの主に「糖質」のとり過ぎによります。
脂質も同様です。
●基礎代謝の低下。
摂取エネルギーが適切でも、基礎代謝量の低下によって消費が追い付かなくなることがあります。
加齢や運動不足などで筋肉量が低下することで減少します。
●睡眠不足。
睡眠不足になると、満腹を感じさせるホルモンが減少し、さらに食欲を増進させるホルモンが増加し、体が脂肪を蓄積しやすい環境になってしまうのです。
(とっとと寝ましょう)
●アルコールの飲み過ぎ。
食欲増進効果が有るため。
「エンプティ―カロリー」なんて言葉も有りますが、今回は割愛いたします。
【内臓脂肪を落とす方法】
内臓脂肪を減らすには、日々の生活習慣を変えていく必要があります。
内臓脂肪は蓄積されやすい脂肪ですが、落としやすい脂肪でもあります。
・食事で内臓脂肪を減らす方法
食事で大切なのは、糖質や脂質を減らし、タンパク質・オメガ3系脂肪酸・食物繊維を増やすことです。
・運動で内臓脂肪を減らす方法
適度な筋トレや有酸素運動。
なのですが、私の指導法は、「美味しく食べて、食べて美しく痩せる☆」なので、運動については細かい事は言いません。
食事で内臓脂肪を減らす大切な3つの改善ポイント
☆脂質を減らしてタンパク質を増やす
脂質を減らして筋肉を維持するために必要不可欠なタンパク質を増やすことです。
タンパク質:ヒレ肉・ラム肉・モモ肉・鶏ムネ肉・サバ・さんま・ブリ・イワシ・ささみ・大豆・納豆・豆腐・えんどう豆など
☆飽和脂肪酸を減らしてオメガ3系脂肪酸を増やす
飽和脂肪酸を減らしてオメガ3系脂肪酸を増やすことです。
オメガ3系脂肪酸:青魚・アマニ油・えごま油など
☆糖質を減らして食物繊維を増やす
食物繊維は糖質や脂質を吸収して体外に排出する働きがあるため、糖質を摂取する際は食物繊維もたっぷり摂取しましょう。
食物繊維:キャベツ・ごぼう・切干大根・きのこ類・海藻類・こんにゃく・玄米・大麦など
内臓脂肪を減らす食事に取り入れたい飲み物など
内臓脂肪を減らす食習慣も身につけよう!
【内臓脂肪を減らす食習慣】
☆食物繊維から食べ進める
脂質や糖質の消化・吸収を穏やかにし、血糖値の急上昇を防ぐことができます。
☆ゆっくりと噛んで食べる
目安としては1食あたり20分以上の時間をかけ、1口に対して20~30回は噛むことを意識されると良いですね。
☆腹八分目でストップする
満足するまで食べるのではなく、食事は腹八分目でストップしてください。
☆夕食は21時までに食べ終える
夕食は21時までには食べ終えるよう心がけ、夜食はできるだけ避けましょう。
21時以降に食事をすると脂肪細胞が作られやすくなるのです。
☆アルコールを飲む量を減らす
高カロリーな上に、体内のホルモンバランスが崩れることで内臓脂肪が付きやすくなってしまいます。
【注意点】
大前提として、脂質や糖質は必要不可欠な栄養素で、決して「悪」ではありません。
炭水化物を一切食べない!
お肉を食べない!
など過度な糖質制限や脂質制限をすると、健康に悪影響を及ぼしリバウンドなどの原因になりますのでNGです。
糖質や脂質を減らしつつ、栄養バランスを考えた食事内容に改善することが大切ですね♪
※次回は、今私が美味しく食べて自身の身体で実験している、体脂肪をガッツリ落とす簡単で美味しいお料理の一部をご紹介したいと思っております。